2016-06-04から1日間の記事一覧

『猫舌男爵』「太陽馬」皆川博子著とスターリングラード戦の恐ろしさ。

皆川博子の短編集である。この人は『聖餐城』読んで以来のファンである。 日本人で中世ドイツのことをこれ程生々しく描ける人は他にいまい。 表題作の「猫舌男爵」には猫も猫男爵も登場しない。今の猫ブームよりはるか以前から猫好きの私も期待していたのだ…