国連総会で核兵器禁止条約を採択。北朝鮮が賛成ってブラックジョーク過ぎる。

核兵器禁止条約とは

日本のマスコミはどうかしている。

自分達の上には、核ミサイルが落ちてこないと信じ込んでいるかのようだ。

 

2016年10月27日、国連総会第1委員会は、

国同士の戦争において、核兵器使用を禁止する核兵器禁止条約の交渉入り議決を賛成多数で採択した。

現時点でも、生物兵器化学兵器、対人地雷、クラスター爆弾などの非人道的と言われている兵器は禁止条約が成立している。

非人道的兵器?ということは、人道的兵器があるのかと質問したいところだが、とりあえず分類されているらしい。

www3.nhk.or.jp

NHKのニュースでは、オーストリアが中心になって3年前から禁止条約の成立を訴えてきたと報道されていた。

そのことは、別に構わない。オーストリアを核攻撃する国は、今のところ周辺にはいないようなので無責任に善人ぶって、どんな条約を作成しようが勝手である。

しかし、日本にはそんな風に善人ぶる余裕すらない。

NHKはそのことをまったく報道する気がないらしく、

広島、長崎の被爆者が失望しているとか、専門家の「日本の対応は非常に残念。アメリカの圧力に屈したとか」などの見当外れな事ばかり取り上げていた。

 

いま東アジアで、核攻撃される可能性がある国を選ぶとすれば、日本は1位か2位に入るだろう。

北朝鮮が、ミサイルを日本領海内に打ち込んでいる事実は無視されるのか。

北朝鮮が、過去5回も核実験を繰り返したこと。その内の2回は、今年に入ってからの1月と9月の核実験であることはどうでもいいことなのか。

北朝鮮の声明

10月9日、核実験とミサイル発射に関して北朝鮮は次のように発言している。

核実験に関する北朝鮮声明要旨

9日、核実験について報じるテレビ画像を見上げる平壌の人々(AFP=時事)
 朝鮮通信(東京)によると、北朝鮮の「核兵器研究所」が発表した核実験に関する声明の要旨は次の通り。
 一、朝鮮労働党の戦略的核戦力建設構想に基づき、核兵器研究所の科学者らは新しく研究、製作した核弾頭の威力判定のための核爆発実験を断行した。
 一、今回の核実験では、人民軍部隊が装備した戦略弾道ロケットに装着できるように標準化・規格化された核弾頭の構造と動作特性、性能と威力を最終的に確認した。
 一、核弾頭が標準化・規格化されたことで、小型・軽量化された、より打撃力の高い各種の核弾頭を決心した通りに必要なだけ生産できるようになった。
 一、今回の実験は、堂々たる核保有国としてのわが国の戦略的地位を否定し、自衛的権利の行使に言い掛かりをつける米国をはじめとする敵対勢力に対する対応措置の一環として、敵がわれわれを侵すなら、立ち向かって打撃する準備ができているという超強硬意志の誇示である。
 一、米国の増大する核戦争脅威からわれわれの尊厳と生存権を守り、真の平和を守るための国家核戦力の質量的強化措置は続くであろう。(2016/09/09-16:40)

要約すると、小型の核兵器をミサイルに搭載可能にした。

そして北朝鮮を批判する(北朝鮮風に言えば、言い掛かりをつける)国には、撃ち込む準備をするぞ、ということだ。

こんな国に対して日本は先制攻撃すら出来ない。

核兵器がどこかの都市に落ちて、何十万人の国民が死んでからではないと反撃できないのだ。頭がどうかしている。

これを報道しないようでは、日本の報道機関ではない

 

そして、北朝鮮は、今回の条約に賛成票を投じている。

ブラックジョークとしか言いようがない。それとも笑いを噛み殺しているのか。

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