鬼束ちひろが帰ってきた。アルバム『シンドローム』

壊れていた鬼束ちひろ

好きだった歌手が壊れていくのを見るのは辛かった。

鬼束ちひろの曲は、ほとんどを聴いたのですが、

とりわけ『Infection』(=感染)は大好きで、何度聴いたかわからないほどです。

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Infection』は、2001年9月7日に発売されました。

実のところ最初に聴いた時は、歌詞の「爆破して~♪」が少し大げさかなと思っていたのです。

ところが、発売4日後にあの“9.11同時多発テロ”が起こりました。

「爆破して飛び散った 心の破片が そこら中できらきら光っているけど」の歌詞そのままの光景をTVが実況していました。

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ある意味シンクロニシティなのかもしれません。

シンクロニシティとは、心理学者のカール・グスタフ・ユングが提唱した「意味のある偶然の一致」のことです。

 

鬼束ちひろは、情緒不安定さが魅力的でした。

ユングもそうだったように、やや統合失調症気味だったのでしょう。

徐々に不安定さが増していきました。

 

2010年8月、同棲していた男に殴られ、顔面骨折、肋骨骨折などで全治1か月の重傷を負ったとか。

2012年6月、ツイッター上の「あ~和田アキ子殺してえ」事件など。

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http://getnews.jp/img/archives/imp/and_227344.jpgより引用

とうとう本当に精神を病んでしまった、と諦めていました。

外見もこんな感じに。完全に振り切っています。

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鬼束ちひろ、復活!

元の鬼束ちひろに戻っていました。

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曲調も歌詞も、以前の様な鬼束節です。