アニメはジブリだけではない。『響け!ユーフォニアム1』『2』の激しさとエロさ

久々に、優れた作品に出会いました。これをゴールデンタイムに放送して欲しい。

とりわけ音楽好きな人にはたまらない。

吹奏楽部の演奏を通して、個性のぶつかり合いと集団としての芸術を、見事にアニメーションで表現しています。


響け!ユーフォニアム プロヴァンスの風~三日月の舞 FULLバージョン

激しい少女たちの物語。それに美しくて可愛い。京都アニメーションのポテンシャルの高さを感じます。

ほとんど同性愛的な愛と激しさをみる。

黄前久美子と高坂麗奈のふたりのキャラが際立って激しく、若い。

滝先生に高坂麗奈は無しです

ただし、滝先生に高坂麗奈は合いません。夢がなくなるようだけれど、大人の意見として記しておきます。

病死した奥さんは、元気で明るい人だったのです。
どう考えても麗奈とは真逆でしょう。

 

このアニメは、そのあたりも上手く描いており、2度も「好きです」と告白した彼女に先生は、“知っていますよ”との顔で「教師冥利につきます」と答えさせています。それは、“でも、君は好きな女性のタイプではない”との明らかな意志表示です。

まともな大人ならすぐに分かります。

 

あんな激しやすく粘着質な女の子に、同じく粘着質な芸術家肌の男性との相性が合うわけがありません。

一緒にいれば、多分1週間くらいでケンカ別れするでしょう。

 

長く付き合いたいと願うならば、黄前久美子のような男を選ぶべきなのです。
話を聞いてくれて、一番辛い時に励ましてくれる人。わがままも激しさも受けとめてくれる人。そして少し天然、であれば長続きます。

昔のスポ根アニメのごとき熱血が、最後まで続く

それにしても、若い頃に、こんなにも感情をぶつけ合って生きるのは、喜び以外の何物でもないでしょう。

傲慢と衝突。愛と憎しみ。若者の特権です。

 

現実の吹奏楽部は、ブラック部活とも言われているようです。

日本には、ブラック企業が存在するのだから、ブラック部活も存在します。

 

だからといって、ブラックだから全てが悪いのではありません。功罪の「功」の部分もあるのです。

集団の中でミスをしないように、己の個性を伸ばすのが、日本人なのです。

ジブリだけが日本のアニメではない

TVも昔は19時台のゴールデンタイムに、アニメーションを放映していました。深夜ではもったいない。

つまらないクイズ番組ばかりをするのなら、レベルの高いアニメーションを放送して欲しいのです。

 

同じアニメ(しかもジブリ作品ばかり)を繰り返し放映するのもやめてほしい。

あまり、TVを観なくなった理由がよくわかります。