若者たちよ。選挙に行くな、そして未来を絶望しよう

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第48回衆議院選挙が公示されました。

有識者と呼ばれる人達は「選挙に行こう」と毎回メディアで発言します。
しかし、これは間違いなのです。

 

ここで、ある提案をします。
特に、若者たちに。

「選挙に行くな、そして未来を絶望しよう」。

台風や大雨の時、田畑を見に行く人

今年は雨が多く、台風の被害も甚大でした。

そんな中、毎年台風や大雨の時に田畑を見に行き、流されて死んでいる人がいます。

あれは何なのでしょう。まるで自殺です。

天気予報や家族は「絶対に見に行くな」といつも、何回も放送し忠告している筈なのですが。

 

冷静に考えると、見に行っても自然の猛威はどうすることもできません。

ところが、傍からは愚かにみえても本人は客観的に考えられないのです。

人の性分なのかもしれません。

 

両親が定年後、田舎で畑仕事をしています。まさか自分の親は見に行っていないと思っていましたが、連絡してみると、台風の時に父親が畑に行っていました。

そこそこ賢い親だと、過大評価していたようです。

 

個人的な意見を言わせてもらうとTV等で「危険だから絶対に見に行くな」と放送することが間違っています。

人は「行くな」と言われれば余計に行きたくなるものです。

 

「危険ですが、見に行きたい人はどんどん行ってください。ただし、その結果は知りません」と放送したほうが良いのです。

民主主義国家では選挙が全てを決める

選挙も同じなのでは。

有識者と呼ばれる人達から、したり顔で「選挙に行け」と言われるから無関心になる。

「選挙に行くな、そして日本の未来を絶望しよう」と放送すべきなのです。

 

民主主義国家では、選挙によって全てを決定します。

一般に、世の中は誰もが思い通りにはいかないものです。

これは人類が猿から分かれて、ホモ・サピエンスとして誕生し集団生活を始めたときからの悩みでしょう。

 

力のあるもの、頭の良いもの、ズルいもの。集団で生活していれば、どうしてもそのような一部の人間に権限がにぎられてしまいます。

人類が近代国家を発明し試行錯誤を繰り返して、やっと選挙によって代表者を選ぶという制度にたどり着きました。

 

しかも、日本国においては、18歳以上であれば、どんな人にでも選挙権が与えられています。

このことは、一見平等に見えますが、見方を変えて考えると、とてつもなく不平等なことでもあります。

 

税金を一円も納めていない人も億単位で納税している人も、同じ一票です。

毎日ギャンブル三昧で家族を苦しめている人も真面目に働いて家族を養っている人も、同じ一票。

子供を虐待している人も愛をいっぱいに注いで子育てしている人も、同じ一票。

 

どんな人でも同じ一票なのは、ある意味不平等ですが、人間の集団を維持し社会を平穏安全にしておくには必要なことなのです。

また国家の危機に、自分たちを守ってくれるリーダー達を選べるかどうかで、選挙権を持った国民の賢慮が試されるのです。