今日も憂鬱な朝鮮半島7 国連事務次長が訪朝しても、何も変わらない

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フェルトマン国連事務次長が、北朝鮮に呼びつけられて訪朝しました。

最高指導者の金正恩との会談予定は入ってないそうです。

訪朝する意味がありません。あの男がすべて決定している国なので。

 

妥協する気がまったくない相手と何度話しても同じです。

「制裁をやめて援助しろ」「核・ミサイル開発はやめない」

と繰り返すだけのことですから。

とりつく島もないとはこのことです。

 

しかも、国連が朝鮮半島に関わっても日本人にとっては何のメリットもありません。これは断言できます。

日本人は国際連合を世界政府の前身のようにありがたがっています。

しかし、あの組織が1945年10月24日に発足してからもう72年間が過ぎました。

組織の健全性はすっかり疲弊しており、途上国のたかり場になっています。

 

日本国が支払っている国連分担金は、2億3700万ドル(約267億円)、全体の1割も占めています。(拒否権を持つ常任理事国のフランス、イギリス、ロシア各国と比べても2倍以上)

とても1割分の見返りがあるようには思えません。

 

それに、国際連合とする日本訳の名称は間違っています。

英語では、United Nationsですから、

united=連合した

nations=国

つまり、「連合国」が正しいのです。まず名称から本当の意味に正さなければ、本質は見えてきません。

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国連事務次長が北朝鮮に到着 高官らと会談へ

12月5日 18時33分北朝鮮情勢

国連のフェルトマン事務次長が、5日、北朝鮮のピョンヤンを訪れ、北朝鮮の高官らに対して、弾道ミサイルの発射など挑発をやめるよう、働きかけるとみられます。

国連で政務を担当するフェルトマン事務次長は5日、中国・北京を経由して北朝鮮に出発し、ピョンヤンの空港に到着しました。

国連によりますと、今回の訪問は北朝鮮側の招きによるもので、フェルトマン事務次長は、滞在中、リ・ヨンホ(李勇虎)外相ら、北朝鮮高官と会談するほか、現地の国連機関の関係者らと面会するということです。

国連で政務を担当する事務次長が北朝鮮を訪問したのは、2010年に当時のパン・ギムン(潘基文)事務総長の特使として派遣されて以来、7年ぶりです。

国連は北朝鮮側との会談で、「政策などに関して幅広く議論する」としていて、核・ミサイル開発を加速させる北朝鮮に対し、弾道ミサイルの発射など、これ以上の挑発をやめるよう、働きかけるとみられます。

一方、北朝鮮は国連安全保障理事会の制裁で、国際機関による人道支援の活動に大きな影響が出ていると主張してきたことから、制裁は不当だという立場を示すとともに、核・ミサイル開発はアメリカに対抗するための自衛的な措置だと、アピールするとみられます。

韓国「訪問きっかけに対話に応じること希望」

国連のフェルトマン事務次長が北朝鮮を訪問することについて、韓国統一省の関係者は5日、「国連のグテーレス事務総長が、繰り返し仲介役を担うと表明されていたと理解している」としてこれまでの取り組みを評価しました。

さらに「今回の訪問をきっかけに、北が国際社会との対話に応じることを希望する」とし、訪問に期待を示しました。

そのうえで、韓国政府の立場については、「北の核問題については、非核化を最終目標にして、段階的に交渉を進めていく。今は、制裁と圧力を通じて、対話に応じるように努力するべきだ」として、北朝鮮が核・ミサイルの開発を進める現状では圧力が重要だと説明しました。