沖縄は太平洋戦争において、凄まじいまでに米軍と戦い抜いた県です。
映画『ハクソーリッジ』のなかで、沖縄戦中に米軍が恐怖した様子が描かれていました。微妙に日本軍ではない違和感はありましたが、頑強に戦ったことは表現されていました。
海軍の大田実中将が自決前に次のような電報を打っています。
沖縄県民斯ク戦ヘリ
県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ(沖縄県民はこのように戦い抜いた。
県民に対し、後程、特別のご配慮を頂きたくお願いする。)
沖縄県人の敢闘を讃えたものでした。
ですから、本土の反日活動家が沖縄をおとしめるような振る舞いには怒りをおぼえます。
BPOは何を言っているのか?
一般の新聞や、TVでは『ニュース女子』が裏付けのない間違った報道をしたようにいわれています。しかし、BPOの報告書を読むとそのようには書いてありません。
「東京メトロポリタンテレビジョン
『ニュース女子』
沖縄基地問題の特集に関する意見 」
ひとつ例を挙げると、救急車の運行妨害がなかったと結論しているのですが、BPOの報告書には次のように書かれています
①2016年7月から12月までの間に、高江地区ヘリパッド建設現場付近からの通報は、20件あった。20件のいずれについても救急車の通行を妨害された事実はない。道が抗議活動やそれを規制する機動隊員等のため狭くなり、人を轢いてはいけないので徐行したことはある。
②20件のうち防衛局職員、機動隊員を病院に搬送したケースが2件あったが、いずれも軽症。他の18件は抗議活動側が傷病者であった。
③抗議活動側が傷病者であった18件のうち1件について、傷病者を収容した救急車が徐行運転を開始して間もない高江橋で、抗議活動側の人が救急車に対して手を挙げて合図し、救急車に停止してもらい、誰を搬送しているのかを確認したことがあった。救急車が停止した時間は数十秒であった。この事実が「救急車を止めた」と誤解された可能性がある。
これは何を書いているのでしょうか?
①は明らかに、抗議活動が道を狭めて、救急車の通行を妨害していることを意味しています。
③に至っては、何の権限もない一市民が救急車を停止させて、誰を運んでいるのか確認しています。
「「救急車を止めた」と誤解された可能性がある」のではなく、「停止してもらい」とはっきり書いてあります。
沖縄県民を含めた日本国民を馬鹿にするにもほどがあります。
日本国内で、救急車の走行を妨害したり、全くの他人が勝手に停止させて誰が乗っているのかを確認したりすれば確実に逮捕されます。
BPOは、沖縄では法律を守らなくても良いと言っているのです。
沖縄人も怒るべきです。