今日の中国67 空母「遼寧」、生まれ持った欠陥から不良品だとか

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中国空母「遼寧」

中国当局は、空母「遼寧」の基になった空母「ヴァリャーグ」が不良品だったと告白しました。

あるテストパイロットは、空母「遼寧」に着陸する際の困難を語った。着陸のためには重さを減らすため、武器と燃料を捨てる必要がある

とか。着艦するのに、戦闘機から武器と燃料をいちいち捨てなければならない空母には存在意味がありません。

 

外見の不格好さから、購入した段階ですでに「不良品」だったことはわかります。

空母のカタパルトには技術が必要

米国の空母では当たり前になっているジェット機のカタパルトが、容易には製造できないことを知りました。

 

飛行場から通常のジェット戦闘機が離陸するためには、2000m以上の滑走路が必要になります。

それを空母では、約100mで可能にする必要があるのです。

推進機関のボイラーの高圧水蒸気をカタパルトのピストンに送り、約2秒間に時速300kmにまで加速します。

 

中国初の空母といわれる「遼寧」は、1998年にウクライナから購入したソ連の航空母艦「ヴァリャーグ」を基に建造されました。

この空母にはカタパルトがありません。そのために、空母の先端が上向きに大きく反っているのです(離陸できるように)。 

jp.sputniknews.com

空母「遼寧」中国、不良品の空母売りつけられたと告白

2018年04月20日 05:01短縮 URL195236

中国、ウクライナから未完成の状態で購入し、大掛かりな改修作業を経た中国初の空母「遼寧」が欠陥品だと認めた。アジアンタイムズが報じた。

スプートニク日本

 

中国は購入した空母を改良しようと1200を超える技術的試みを行ったが、構造的限界と「生まれ持った」欠陥から改良できる余地は限られていたという。


あるテストパイロットは、空母「遼寧」に着陸する際の困難を語った。着陸のためには重さを減らすため、武器と燃料を捨てる必要がある。発進は切り詰められた飛行甲板のおかげでかなり簡単だという。アジアンタイムズによると、「遼寧」は米国の空母に大きく劣っており、交換が必要である。

 

中国初の空母「遼寧」は、1998年にウクライナから購入したソ連の未完成航空母艦「ヴァリャーグ」を基に建造された。空母に修理作業は2005年、中国・大連の造船所で開始された。