前回(『テキサス・チェーンソー』とアメリカ南部へのシンパシー)。の続き。
アメリカについて考える。
あの国はまだ中世なのかも。
日本で戦国時代が終わったのは、1603年。今から413年前である。
白人国家が開国を迫りに来なければ、まだ徳川の世であろう。
アメリカで南北戦争が終結し、完全な連邦国家になったのは、1865年で141年前。
まだ国家としての歴史が浅い。
『テキサス・チェーンソー ビギニング』は『テキサス・チェーンソー』の続編だが、内容は生誕の秘密といったところか。
前作の異常な家族が、若返りして勢揃いである。
「ハートマン軍曹」 が怪演
あのハートマン軍曹のロナルド・リー・アーメイ(偽保安官役)が、快楽殺人者として怪演している。
(『フルメタル・ジャケット』。ほとんど、ハートマン軍曹と『Paint It Black(黒く塗れ)』が主人公)
米国は歴史が浅いので、日本のように妖怪が普通に存在していない。
新しく創りださなければならない。
その1人が、テキサス・チェーンソーなのかも。
『ホステル』本当に痛い映画
悪趣味映画の極致、『ホステル』。
しかし、痛いのが結構ハマる。
ところで、こんなにはっきりと地名を出していいものか。
『ホステル』の舞台は東欧のスロヴァキアのプラティスラヴァである。
あの国の片田舎では、町ぐるみでこんな有料の拷問実体験を本当にやっているのかと思われるのはマイナスイメージでは。
しかも、調べてみるとプラティスラヴァは片田舎ではない。スロヴァキアの首都で同国最大の都市である。
(左端の赤い点がプラティスラヴァ)
これは日本で例えるなら、東京都の八王子市を勝手にスナッフ・ホラーの舞台にしたのと同じである(東京都のことをあまり知らないので、適当に八王子市にしました。スミマセン)。
いいのかスロヴァキア。
町おこしになったのだろうか。