広島東洋カープ25年ぶりに優勝。37年前の「江夏の21球」には感動したな。

少年時代を広島で過ごした。

良い思い出もあるが、ある1つの非常に苦痛なことがあった。

 

野球に興味のない男子は、馬鹿にされることだ。
しかも、広島東洋カープのファンでない者は、まともな人間扱いされない。

 

私は、球技が苦手だったので、当然、野球に興味のないカテゴリーに入る。
そして、やたら熱狂する集団が嫌なので、カープファンにもなれない。

 

多分、野球に興味のない大阪人なら、分かってくれるであろう心境である。

 

しかし、1979年の広島カープ近鉄バファローズ(現在のオリックス・バファローズ)の試合は、よく覚えている。
まだ中学生だった。

 

日本シリーズの第7戦目だ。両者3勝3敗、勝者が日本一になる。
ピッチャーは、江夏豊である。
詳細は動画を見て下さい。

文字で説明するより、映像の方が分かりやすい。ちょっと長いけれど。


江夏の21球

一応、野球のルールは知っていたので、ノーアウト満塁から2人の打者、1人の走者をアウトにする難しさは、子供ながらに理解できた。

何よりも、中年のおっさんのように下腹が出ているのに、不敵な面構えをしたピッチャーの気迫にうたれた。

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孤独かつ豪胆。繊細かつ豪快。
野村克也元監督が褒めるのがよく分かる。(すいません、偉そうに言って)

 

近鉄バファローズは、2005年吸収合併され消滅した。

セ・リーグパ・リーグの両方12球団で、日本一を経験していないのは、近鉄バファローズだけである。
江夏が、近鉄バファローズの日本一を、永遠に阻止したのだ。

 

今年2016年、カープは日本一になれるだろうか。
パ・リーグはまだ優勝も決まっていない。

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