ロシアのハッカー集団(ファンシーベアなど)が、アメリカをサイバー攻撃している。
攻撃対象は、
世界反ドーピング機関(WADA)
yahoo、Gmail、Hotmailから合計2億7200万件のメールアドレスとパスワード
そして、ついにアメリカ大統領選挙関係の組織にまで攻撃を開始した。
表向きはハッカー集団だが、ロシア政府(=プーチン大統領)が指示していいるのは間違いない。
米上下両院情報委員会の民主党トップである、ファインスタイン上院議員とシフ下院議員が、はっきりと名指しで
「プーチン大統領が直ちに活動停止を指示するよう要求する」と抗議している。
ロシアのハッカー、反ドーピング機関に攻撃
リオ五輪選手の機密データ流出
2016/9/14 11:46
【ロンドン=共同】世界反ドーピング機関(WADA)は13日、ロシアのハッカー集団が同機関のデータベースに違法アクセスしてサイバー攻撃し、リオデジャネイロ五輪に関わる選手の医学的情報など機密データをインターネット上に流出させたと発表した。集団はさらなる情報流出を予告したという。
タス通信によると、リオ五輪の体操女子で金メダル4個を得たシモーン・バイルス(米国)らの薬物疑惑が取り沙汰され、治療目的で薬物を使った選手として女子テニスのビーナス、セリーナのウィリアムズ姉妹らの名前も浮上した。
WADAのニグリ事務総長は司法当局からの情報で攻撃がロシアに端を発したものと確認したとし、声明で「このような犯罪行為によって選手の秘密情報が脅かされる事態を深く憂慮している」と非難した。
ロシアはWADAの第三者委員会が認定した組織的ドーピング問題により陸上チームがリオ五輪に出場できず、リオ・パラリンピックでは選手団全体が全面除外された。ハッキングは報復として行われた可能性を指摘する見方も出ている。バイルスは声明で「子どもの頃からルールに基づいて薬を服用している。クリーンなスポーツ界を信じている。フェアプレーは重要。今後もそれを続けていく」と声明を出した。
タス通信によるとロシアのペスコフ大統領報道官はWADA発表について「ロシアの政府も当局も、そのような行為(ハッカー攻撃)には一切関与していない」と記者団に述べた。
原因は、オバマ大統領の弱腰外交にあるとしか思えない。
ha-kurehanosatosi.hatenablog.com
ロシアという国は弱い(又は弱腰の)相手には、とことん強く出る。
歴史が証明している。
1939年(昭和14年)5月、ノモンハン事件が満州国国境で起こった。
ソビエト連邦(現ロシア)と日本陸軍の衝突である。
日本ではまるで負け戦のように伝えられていたが、ソビエトの崩壊後表出した資料によると、日本陸軍が戦況の大部分を圧倒していた。
スターリンは日本軍の精強さに驚き、ほとんど戦闘ができない状態になるまで攻撃してこなかった。
1945年(昭和20年)5月8日には、ナチス・ドイツは降伏しているのだ。
満州国国境を越えてソビエトが侵攻してきたのは、
1945年(昭和20年)8月9日である。
3ヶ月間も、日本軍が脆弱になるのを待っていたのだ。
強い相手にはとことん臆病なのがロシアという国家である。
今回、堂々とアメリカにハッカー攻撃を仕掛けているのは、
アメリカが、反撃してこない弱い相手であることを世界にアピールする目的もある。
そういえば、プーチン大統領とオバマ大統領がメンチを切りあっている画像があった。
9月4日のG20サミット中の出来事だ。
この写真のみ見ると、単に睨み合っているだけだが、オバマ大統領が視線をそらした後の写真にはっきりとプーチン大統領の意志が現れている。
右手の拳は、明らかな攻撃の意志を示している。
握り拳は、人類共通の感情「怒り、拒絶」の現れだ。
戦争はすでに始まっている。
平和な日本国内で「戦争反対」とか叫んでいる連中は、
何故そのことが分からないのだろうか。
それとも、分からないフリをしているのか。