トランプを支持したのは白人の70%
アメリカ合衆国は移民した白人が作り上げた人工国家である。
そこに住んでいたネイティブアメリカンを追い出し、殺害し、僻地に閉じ込めて、土地を自分たちのものにした。
このことは歴史的事実である。アメリカ人自身が「そうだ」と言うだろう。歴史は残酷だ。強い者が弱い者を駆逐するか、無理やり同じ国民としてしまうかで成立してきた。
もちろん、あまりに酷い歴史は反省されて、民主主義のもとで法的な支配が行われる社会も模索されている。
しかし、白人の感情としてはやはり「この国は俺たちの先祖が作り上げた国だ」との思いが消えることはない。
このまま移民をほっておけば、2040年以降は白人の人口が50%を割り、自分達がマイノリティになってしまう。
それだけは許しがたいことなのだろう。
曽野綾子はしっかりと現実を見ていた
“「人間は事業も研究も運動も何もかも一緒にやれる。しかし、居住だけは別にした方がいい」”
と産経新聞のコラムで結論づけたことで叩かれていた。
しかし、冷静に考えると正論だ。日本人同士でもそうだ。自分の職場のメンバーと仕事が終わっても一緒にまたは近所に住むことを想像してみれば分かる。
多分90%以上の人が「仕事は構わない、しかし近所に住むのは嫌だ」というだろう。
「あいつらと仕事場で一緒で、家に帰っても近所付き合いで苦労できるか!」これが本音なのだ。
ましてや生活習慣の違う人種の人間とはまず無理だろう。両者共に揉め事が絶えなくなるのが目に見えている。
それが現実なのだ。理想を語るのはいいが、無理やり現実を無視するのはどうか。
一時期「曽野綾子はアパルトヘイトを推奨する差別主義者だ」と批判されていたが、現実は理想で動かないことを今回の大統領選挙が証明してしまった。
もちろん、日本であっても同じである。