ヒトラーとチャップリン、共に変態だった
映画『独裁者』は1940年、チャールズ・チャップリンにより制作されました。
この映画はヒトラーを風刺した映画として有名です。しかも制作された時、まだナチスの蛮行は世界に知られていませんでした。すでにユダヤ人を迫害していましたが、大した問題にはなっていません。
ユダヤ人嫌いなのは、キリスト教徒の共通点だったからです。
しかし、彼はヒトラーの異様さを見抜き、批判できたのです。
何故か?
これはあくまで私論なので、チャールズ・チャップリン好きな人からは苦情が来るかもしれません。けれども書きます。
“天才であるロリコン(チャップリン)は変態であるが故に、同じような天才であるマゾヒスト(ヒトラー)を見抜けた”と。
チャップリンの性癖
ヒトラーとチャップリンは共通点があります。
チャールズ・チャップリンは、1889年4月16日誕生。
アドルフ・ヒトラーは、1889年4月20日誕生。
同じ年、そして同じ月の生まれです。
それ以外に、天才でありかつ変態であったことも同じでした。
チャールズ・チャップリンは極度のロリコンでした。
チャップリンは生涯4回結婚した。
29歳の時、16歳のミルドレッド・ハリスと最初の結婚をした。
35歳の時、16歳のリータ・グレイと二回目の結婚をした。
47歳の時、25歳のポーレット・ゴダードと三回目の結婚をしたので、ちょっと病気が治ったかと思ったら、
54歳の時、17歳のウーナ・オニールと4回目の結婚をした。
年の差、実に37歳。アメリカでフェラチオという行為に市民権を与えたのはチャップリンだ。
二番目の妻リタとの離婚裁判で、リタは法廷で、まだ16歳の彼女に「おぞましい行為」を強要したと訴えた。
それがフェラチオだった。
ピューリタンの伝統を守るアメリカはヨーロッパ以上に保守的で、
表向きにはフェラチオなんて行為は存在しないふりをしていた。
しかし、チャップリンのおかげで初めてその存在が公になったのだ。
そして裁判では、その行為自体の違法性は認められなかった。
よかったよかった。
中学生の時に、『モダン・タイムス』(1936年2月5日公開)をTVで観た記憶があります。楽しい映画だったと感じましたが、何か引っかかりもありました。
ヒロインの浮浪少女(三回目の妻、ポーレット・ゴダード)と2人きりで同じ小屋に泊まる場面があります。思春期の少年からすると、あんな美人と2人きりになって同じ小屋に泊まることの重大事が、まるで感じられないことに驚きました。
映画では、主人公の男(チャップリン)の性的な衝動が全く欠け落ちているように見え、無理がありすぎではと感じたのです。
普通の男が抱く性的な部分を切り捨てているために、異様さすら覚えました。
大人になり、チャップリンの性癖を知って、その異様さの理由が分かったような気がしました。
ヒトラーの性癖
心理学者の植木理恵先生(TV『ホンマでっか!?TV』に出演)の著書によると、アドルフ・ヒトラーは極度のマゾヒストなのだとか。
彼は、菜食主義者で、チョコレーケーキばかり食べていた。
酒もほとんど飲まず、
煙草も吸わない。
女性関係も派手ではない。
チャップリンとは正反対の変態ですな。
極度のマゾヒストは極端なサディストになる典型でしょう。