『雪の進軍』はもう負けている軍隊の歌
知波単学園。この命名がすでに笑えます。
九七式中戦車は、中戦車として3番目に開発されたので、
中戦車→チ
1番目→イ、2番目→ロ、3番目→ハ
ということでチハと呼ばれました。
チハたんの愛称は、ミリタリーオタクの勝手な呼び方です。
チハたん→知波単学園ですな。
しかも、BGMが『雪の進軍』。日清戦争の際作られた歌です。
映画『八甲田山』で有名になりました。
(正式な軍歌とガールズ&パンツアー版)
歌詞が酷い。すでに負けています。
作詞・作曲:永井 建子
著作権:消滅(詞・曲)一、
雪の進軍氷を踏んで
どれが河やら道さえ知れず
馬は斃(たお)れる捨ててもおけず
ここは何処(いずく)ぞ皆敵の国
ままよ大胆一服やれば
頼み少なや煙草が二本二、
焼かぬ乾魚(ひもの)に半煮(はんに)え飯に
なまじ生命(いのち)のあるそのうちは
こらえ切れない寒さの焚火
煙(けむ)いはずだよ生木が燻(いぶ)る
渋い顔して功名噺(ばなし)
「すい」というのは梅干一つ三、
着の身着のまま気楽な臥所(ふしど)
背嚢枕に外套かぶりゃ
背(せな)の温(ぬく)みで雪解けかかる
夜具の黍殻(きびがら)しっぽり濡れて
結びかねたる露営の夢を
月は冷たく顔覗き込む四、
命捧げて出てきた身ゆえ
死ぬる覚悟で吶喊(とっかん)すれど
武運拙(つたな)く討死にせねば
義理にからめた恤兵真綿(じゅっぺいまわた)
そろりそろりと頚(くび)締めかかる
どうせ生かして還さぬ積り明治二十八年
明治の頃から日本人は戦争嫌いだったようです。