富士通と言えばパソコン界の覇者のイメージでした。
結構な値段もしましたし、高級パソコンだったのです。
それが今や中国の企業(レノボ)に買われてしまうとは。
衝撃です。
富士通、レノボ・政投銀とパソコン事業を合弁に
2017/11/2 14:12
富士通(6702)は2日、中国のレノボグループとパソコン事業での資本業務提携を正式に決定したと発表した。2018年4~6月期をめどにパソコン事業を手掛ける100%子会社の富士通クライアントコンピューティング株式会社(FCCL)の株式51%をレノボのグループ会社に、5%を日本政策投資銀行に売却する。パソコン事業を合弁に移行する。売却額は合計で280億円となる見通し。
FCCLは社名を継続して使用するほか、代表取締役社長は現在社長である斎藤邦彰氏が就任する。現在の製品構成や開発・製造体制も維持するという。
FCCLは富士通の連結子会社からは外れ持ち分法適用会社となる見通しで、富士通の売上高からパソコン関連事業の売り上げが約2割減少するという。〔日経QUICKニュース(NQN)〕
正確には、パソコン事業の富士通クライアントコンピューティング株式会社の株式51%をレノボに売却なのですが、これは身売りと同義です。
シャープの次は富士通か。次はどこだ
2016年にシャープが台湾の鴻海に買収されて以来、どんどん日本企業が落ち目になっています。
日本企業が買い叩かれていく。中国企業になるということは中国共産党のものになることなのです。それを報道しないマスコミは大いに問題があります。
事実だけそっけなく伝えても、その意味するところを発信しなければ、情報を見ているものには本質がわかりません。
例えば、化学の実験を行って、「A液とB液を混ぜるとCという反応がおきました」と聞かされても、よく知らない人には「それがどうしたの?」といった答えしかありません。
「Cという反応を軍事技術に応用すれば、凄まじい毒ガスができる」と発表することで重大さを伝えることができるのです。
日本企業が中国企業になる
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中国企業は中国共産党のものである(一党独裁の国かつ国営企業しかないから)
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日本企業が中国共産党のものになる
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日本国の知的資産が中国共産党のものなる
この事態の恐ろしさは毎日TVで報道しても足りないほど、重大事です。
日本のマスコミはNHKを筆頭にほとんどが、事実のみ報道してその意味するところを報道しません。
中国から締め出されるの恐れてでしょう。
レノボ製品はバックドアがあるとか
しかもレノボ製のPCにはバックドアがあるそうです。
バックドアとは「裏口」のことです。
これを製品本体につけられると、PCをネットにつなぐだけで情報が漏れてしまいます。
セキュリティソフトで玄関をふさいでも、「裏口」からダダ漏れです。
星新一の「遠大な計画」の現実版
ショート・ショートで有名な星新一の作品に「遠大な計画」(妖精配給会社)があります。
子供が生まれたばかりの家庭に、ある企業から無償で自動万能保育器が送られてくる。
赤ちゃんを優しくあやし、子守唄を歌い、お行儀が悪いときにはほどよい痛さでおしりをひっぱたいてくれる。
人工知能を搭載した子育てマシーンは、完璧な性能だったため、ほとんどの家庭が使用するようになる。
親たちも初めは心配したが、他の家庭でも問題が起こっていない、マスコミも問題視しないので安心してすべてをまかせるようになる。
子供たちは皆いい子に育ち社会へ出て行った。
そんな時、企業からのCMが流れる。
「この製品を買いましょう」と。その声は子育てマシーンの声そのものだった。
もちろん、誰もが逆らうこと無くしたがった。
日本はものづくりによって発展した国家です。ところが、内部に入り込まれると知らないうちにすべてを奪われてしまいます。