TVでは「日本は素晴らしい」風な番組が毎日のように流れています。
はっきり言うと、眉唾ものです。
放送している局は反日的な番組ばかり作っています。そんな連中が外国人を出演させて「日本は素晴らしい」と言わせても信用できません。
“ほめ殺し”であると断言できます。
必要以上にほめることで相手を潰す方法です。
例えば、日本人は「謙虚で礼儀正しい」と言われれば確かにいい気分にはなります。
しかし、国家同士では時に礼儀作法を越えて激しく主張する必要もある。
ののしられたら、ののしり返さなくては単なる馬鹿です。世界の常識は、やられたらやり返さないほうが悪いのです。
それを、日本人の美徳は「謙虚で礼儀正しい」のだから「大人の態度」を取るようにしむける。
彼らの言う「大人の態度」とは何か。何を言われても反論せずに、何をされても憲法9条を守ってじっとしていることです。
TV等の巨大マスコミが日本人を洗脳していると言っても過言ではありません。
物事は冷静に見る必要があります。
日本と中国の現在
ある若者ライター(26歳)がこんな記事を書いています。
未来のない国内戦から撤退して、戦場を中国に移せ、と言いたいのだ。
もっと具体的に言おう。
中国の物量をいいかげんに認識して、彼らに魚の味ではなく、釣り方を教える戦略に切り替えろ。
私たちは国際社会に協調することにかけては一流なのだから、米や旧EU圏とのパイプを維持しつつ、中国とも独自の協調路線を取れ。
読み終わった英語の教本を売り、中国語の教本を買え。
いわば、これは他国の特需に介入するようなものだが、地球上にはいまのところ国境があるのだから、仕方なかろうが!
出生率のデータを見ろ、大卒初任給平均のデータを見ろ、平均労働時間のデータを見ろ!
おれたち若者は疲れ果て、飢えている。もしもいまのような見当違いの戦略で、いつまでもおれたちを戦わせ続けるつもりなら、おれたちはこんな国から出ていくぞ。
誰でもいい、あなたの会社の有望な若者をまずはひとりつまみ上げて、中国に送れ。通訳をつければ、そいつはなんだってやる。
冷静に読むと、部分的には正しく結論としては間違っています。
人口による物量と独裁権力が生み出すスピードには、日本は太刀打ちできません。
だからといって、あの国に優秀な若者を送ることは人材と技術の無駄使いです。それどころか、その技術は戦争の道具として使用されブーメランのように日本へ帰ってきます。
1972年9月の日中国共同声明により日本国と中華人民共和国が国交を結んで以来、すでに膨大な資金と技術や人材をあの国に送っています。
現在の経済大国中国はその結果なのです。
すでに、魚の味だけでなく釣り方も教えてしまった。
国内総生産(GDP)世界第2位の座は、日本が譲ってしまったのです。
中国人は結構冷静です
中国の外文ニュース翻訳新聞『参考消息』WEB版では、上記の若者ライターの記事を中国国内向けに配信しています。
共産党のプロパガンダとしての発信なのですが、中国人自身は冷ややかです。
2017-12-1808:37
日本語の原文がないし、これって十中八九は中国人が書いた釣りだよね。(以下略)
2017-12-1816:35
ひとつの場所だけ見て判断するのは一面的すぎるよ。作者をウルムチとかハルビンとかに行かせてみてくれ。もしくはハイラルとか内モンゴル自治区のジャグダチ区とかさあ。
2017-12-1416:31:42
日本の「ゆとり教育」の被害に遭った世代の人か。
2017-12-1423:05:48
なんだこりゃ?日本のサマーキャンプから出てきたボーイが変なことを言い出しているけど、これは何の冗談だ?
国内の中国人ですらこんな評価です。
在外の中国人ではもっと辛辣でした。
2017年12月15日00:40
このアホウは共産党からいくらもらったんだ?(略)。今の日本は未来の中国だ。区別があるとすれば、中国が落ち込む穴はもっとデカいってことさ。(略)
2017年12月14日11:37
中国の都市部の外見に騙されちゃいけない。共産党はそういう見た目だけカッコつけるやり口のプロなわけで、真の実力を比較しなきゃ。VRにしたって、安い以外に中国の魅力はないでしょ。質は悪いし。
2017年12月14日12:22
『参考消息』の翻訳だって?共産党が人民にたまわる精神的な回春薬かね。
2017年12月14日06:57
この日本の若者は中国のよい部分をたくさん見てそれを文章に書いたんだなあ。実にいいねえ。だって、もしも中国国内で(若者がこの文章と同じような筆致で)日本を褒めたらどんな目にあうかな。ふはは。
2017年12月14日22:40
繁栄を見るのはいいが、現地の庶民がどう暮らしているのかも見てから結論を出してほしい。他国に自分たちの合法性を認めさせることの根回しをするのが共産党の考えであり、やり方だ。(略)
あきらかに、日本人より中国人のほうが自国のことを冷静に把握しています。
肌で直接感じているからでしょう。