平昌冬季五輪がハッキングされています。
「受信者に、コリア語の文書を開くよう指示している。当時対テロ訓練を行っていた韓国政府の対テロセンターから送られたメールを装っていた」らしい。
韓国国内か、北朝鮮しかできないことでは?
北朝鮮の平昌冬季五輪参加は決定しました。
それでも、なお優位に立ちたいのならばサイバー攻撃によって情報を得ておくほうが上策なのです。
「右手で握手をしながら、左手にはハンマーを持つ」のは外交の基本です。
しかし、北朝鮮は「右手で握手をしながら、相手の足を蹴る」ぐらいのことはやりかねません。
平昌五輪、ハッカーの標的に=セキュリティー会社
2018年01月8日
2018年冬季五輪は来月、平昌で開催される
米サイバー・セキュリティー企業、マカフィーは6日 、ハッカーたちが平昌冬季五輪の関連組織から機密情報を盗もうとしたことを明らかにした。
マカフィーによると、マルウェア(悪意のあるプログラム)が添付されたメールが昨年12月、平昌五輪の関連組織に送信されたことが分かった。
誰によるハッキング攻撃かマカフィーは特定していないが、平昌五輪に関連して今後も攻撃が起こる可能性があると指摘している。
これまでの同様の攻撃では、ハッカーたちがパスワードや財務データを取得しようとしたことがある。
「幅広く対象に」
マカフィーによると、複数のアイスホッケー関連組織など五輪に関わる多数の組織が、悪意のあるメールを受信した。
マカフィーは、「大多数の組織は、インフラを提供したり、大会開催を支援するなど、五輪と何らかの関連があった」と説明している。
「攻撃する側は対象を幅広く設定して、活動しているようだ」
メールはシンガポールのIPアドレスから送信された。受信者に、コリア語の文書を開くよう指示している。当時対テロ訓練を行っていた韓国政府の対テロセンターから送られたメールを装っていたという。
テキストや画像にマルウェアを潜ませる、「ステガノグラフィ」という手法を使っていたケースもある。
米カリフォルニア大学の研究チームは昨年10月、大規模なスポーツの行事がサイバー攻撃に狙われるだろうと指摘。マカフィーは今回、同じように警告している。
「もうすぐ始まる五輪大会では、五輪に関連するテーマを使ったサイバー攻撃が増加するだろう」
平昌冬季五輪をめぐっては、北朝鮮の参加を協議するため、2年1カ月ぶりの南北会談が予定されている。
9日に実施予定の南北閣僚級会談に、北朝鮮は出席する意向を示している。会談では主に、平昌冬季五輪に北朝鮮選手団がどうすれば参加できるか、方法を話し合う見通し。
(英語記事 Winter Olympics targeted by hackers says security firm)