今日の中国23 人民日報もたまには正論を言う。旧iPhoneの不具合について

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Apple社の旧iPhoneに問題が起きたのは昨年のことです。

iOSをアップデートしたら動作が遅くなったとか。

それに対して、Apple社はバッテリーの経年劣化が原因と答えていました。そして、「特にバッテリー残量が低下している際にピークエネルギーの負荷を処理する能力が落ちるため、状況によっては結果的にデバイスが突然シャットダウンする場合がある」と詳細に返答しています。

ひと言で言えば「旧iPhoneのバッテリーは不良品だった」のですが、反省の姿勢は微塵も感じられません。

不良品を売ったのなら、無料でバッテリー交換するのが普通です。しかし、それをしないのがApple社らしい。バッテリー交換費用を8800円から3200円に減額するとのことです。しかも「すぐにバッテリーの交換を行えるよう準備が整いました。ただ、初期のバッテリーの供給には限りがあります」と声明をだしたとか。

びっくりするような対応です。

 

たぶん、元から壊れていたか、旧iPhoneを使用不可にしようとしたのかのどちらかでしょう。

Apple社のやりそうなことです。

 

かつてApple社のMacintoshPCヘビーユーザーだったので、あの会社の製品はよく知っています。

買った時点ですでに壊れていました。普通にワープロソフトを使用しているだけで、爆弾マークが頻発していました。フリーズのことです。

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ユーザーサポートに連絡すると「ああ。確認されております」と返答され、対応方法を聞くと「新しいMacintoshを買え」と投げやりな対応。あまりに開き直った堂々たる態度に呆然として電話を切った記憶があります。

 

昔からApple社はユーザーのことをほとんど考えていません。

「偉人」として有名なスティーブ・ジョブズが死んでも企業体質は簡単には変わらないようです。

「死せるスティーブ・ジョブズ生けるユーザーを悩ます」といったところでしょうか。

www.itmedia.co.jp

Apple、旧iPhoneの“減速問題”についてコメント バッテリー交換費用を3200円に値下げ

2017年12月31日 06時26分 公開

[田中聡,ITmedia]

 ある「iPhone 6s」ユーザーが、iOSをアップデートしたら動作が遅くなったと米Redditに投稿したことをきっかけに、「Appleは旧iPhoneの動作を意図的に遅くしているのではないか」という疑惑が起きている。この件についてAppleが声明を発表した。

 Appleはまず今回の件について「Appleへの期待を裏切られたと感じる方もいらっしゃるでしょう。心よりおわび申し上げます」と謝罪。その上で、意図的にApple製品の寿命を縮め、ユーザー体験を損なわれるようにしたことは一度もなく、今回の問題では多くの誤解が生まれている、としている。

 旧iPhoneのパフォーマンスが悪化する要因の1つとして、Appleは「バッテリーの経年劣化」を挙げる。経年劣化によって、「特にバッテリー残量が低下している際にピークエネルギーの負荷を処理する能力が落ちるため、状況によっては結果的にデバイスが突然シャットダウンする場合がある」としている。

 もう1つが、OSアップデートや、バグ修正の小規模なソフトウェアアップデートによるもの。後者については2017年1月に配信した「iOS 10.2.1」が該当し、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 6s、iPhone 6s Plus、iPhone SE上での予期しないシャットダウンを防ぐため、ピーク負荷時の電力管理を向上させるアップデートを提供した。一部のシステムコンポーネントの最大パフォーマンスを動的に管理するものだが、場合によってはアプリの起動時間が長くなったり、パフォーマンスが低下したりする可能性があるという。このアップデートは「iOS 11.2」でiPhone 7とiPhone 7 Plusにも実施している。

2017年1月に配信した「iOS 10.2.1」
 これらの要因によって、旧iPhoneのパフォーマンス低下が起こりうるとAppleは考察。疑惑によって失われた信頼を取り戻すべく、Appleは以下の対応を行う。

iPhone 6以降のモデルに対して、保証対象外のバッテリー交換費用を8800円から3200円に減額する。この対応は2018年12月まで全世界で継続。詳細は近日中にapple.comで告知する

2018年初頭に実施するiOSのソフトウェアアップデートで、iPhoneのバッテリーの状態をユーザーに分かりやすく示す新機能を提供する。ユーザーはバッテリーの状態がパフォーマンスに影響を与えているかどうかを確認できるようになる
バッテリーの経年劣化に伴うパフォーマンス管理の改善と、予期しないシャットダウンを防ぐ対策強化などの取り組みを続ける

 上記の対応に加え、「すぐにバッテリーの交換を行えるよう準備が整いました。ただ、初期のバッテリーの供給には限りがあります」との声明も発表した。

 人民日報もたまには正論を言います

 中国共産党の新聞、人民日報も時々正しいことを言います。

Apple社は「お姫様病」だと記しています。

「お姫様病」とは、何かにつけてわがままを押し付ける「わがまま病」のことである」とまで表現してる。

うーむ。これは正しい。

news.searchina.net

人民日報がついに・・・米アップルを「ワガママ病が治らなければ市場を失う」と批判=中国メディア
2018-01-08 16:12

 中国メディア・今日頭条は6日、「ついに堪えきれなくなり、人民日報がアップルの批判を展開した」とする記事を掲載した。

 記事は、近ごろ旧モデルのiPhoneにおいてバッテリーの劣化とともにパフォーマンスが落ちる問題が指摘されたことについて「人民日報も看過できなくなった」としたうえで、5日付の人民日報に「外国大手ブランドの『お姫様病』を治すべきだ」とのコラムが掲載されたことを伝えた。「お姫様病」とは、何かにつけてわがままを押し付ける「わがまま病」のことである。

 そして、コラムが「今回の問題は消費者の知る権利、選択権、公平な取引の権利を侵害するものだ。2017年の中国におけるスマートフォン売り上げトップ4はいずれも国産メーカーで、アップルは5位に甘んじている。これは、中国国民の生活レベル向上に伴い消費における理性が高まり、盲目的に外国ブランドを追いかけなくなったことの表れだ。外国ブランドがまだ過去の状況に浸っているのであれば、それは傲慢であり、偏見。『お姫様病』を治さなければ、市場を失うことになる」と論じたことを伝えた。

 記事は「iPhoneは昨年様々な問題を起こしており、その威厳はすでに地に落ちた。しかし、それでもアップルを初恋の相手のように扱う中国の消費者がいる。この状況に人民日報も憂慮せざるを得ず、iPhoneへの見境のない溺愛を止めるよう消費者に呼びかけたのだ」と解説している。

 さらに、アップルが今年1月1日以降、iOS11において32ビットアプリケーションの全面停止を発表していたことを紹介。「これはiPhone5をはじめとする、32ビットしかサポートしていないシステムのiPhoneユーザーが淘汰される運命に直面していることを意味する。アップルが古い機種の使用を止めさせたいと考えているのは明らかだ」と指摘。「人民日報が批判しなかったとしても、われわれはわが身を反省すべきだ。そして、かつてのアップルは今はもはや存在しないのである」とした。

(編集担当:今関忠馬)

Apple社、実はそんなに嫌いではない。いや好きかも

散々罵倒していおいてなんですが、実はApple社のPCをそれほど嫌いではありません。いや好きな方です。今でもタダでくれるならもらってもいい。

可愛らしく魅力的な元カノのとんでもないわがままに振り回されて、別れた過去があっても「あいつ面白い女だったな」と懐古するようなものなのです。

人民日報は旧iPhoneを買うなと人民によびかけています。しかし、中国人も本心は同じだろうと推察します。