プーチン大統領は、日米韓が同盟を強くすることを嫌がっています。
アメリカ優位になり、ロシアへの圧力が増すので当然といえば当然です。
首脳同志が笑顔で対談しても、影では敵対的な政策をとる。
国際政治における国益の追求とは、まことにシビアなものです。
金正恩は日米韓の最弱な部分である韓国を標的にし、外交成果をあげました。
- 核弾頭開発までの時間稼ぎ。
- 韓国から援助という名の上納金を巻き上げる。
- 日米と韓国を分断する。
との目的を完璧に果たしたのです。一時的ですが、時間稼ぎには十分です。
プーチンさんに、
「このゲームに金正恩氏は勝ったと私は思う。金氏は自らの戦略的課題を解決したのだ。」
とほめられるだけのことはあるのです。
では日本はどうすればいいのか?
今のところ、北朝鮮と韓国にそれなりの制裁をし、朝鮮半島が弱まるのを粘り強くアメリカと待つ他ないでしょう。
プーチン氏「金正恩氏、朝鮮半島でゲームに勝利」プーチン氏「金正恩氏、朝鮮半島でゲームに勝利」スプートニク日本
2018年01月12日 15:03(アップデート 2018年01月12日 15:09)
ロシアのプーチン大統領は、現時点での朝鮮半島を巡る情勢について、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が「ゲームに勝った」としたうえで、金氏が情勢の緊張緩和に関心を持っているとの見方を示した。
ロシアの新聞雑誌・通信社の編集長らとの会談でプーチン氏は、新年初めの現時点での朝鮮半島情勢をどう評価するかとの質問に答え、「言うまでもなく、このゲームに金正恩氏は勝ったと私は思う。金氏は自らの戦略的課題を解決したのだ。つまり、金氏のもとには核爆弾があり、1万3千キロという世界規模の射程を持つミサイルがある。このミサイルは、事実上地球のどの地点にも到達可能で、金氏にとって想定される敵国領土のあらゆる地点に、どのような場合でも届く性能をもつものだ」と述べた。
またプーチン氏は、現在金氏が「情勢を浄化し、緩和し、沈静化させる」ことに関心を持っているとして、「金氏は全くしっかりとした、既にれっきとした熟練政治家だ」とも述べた。