今日の中国29 「開運!なんでも鑑定団」偽物茶碗論争に中国人おばちゃんも参戦

「声が大きい方が正しいとは限らない」などと言われます。

しかし、一般論としては「声が大きい方」が結果として正当とされる場合が圧倒的です。

 

「開運!なんでも鑑定団」の2500万円の茶碗真贋騒動に中国人のおばちゃんまで参加してきました。

この茶碗は、2016年12月20日に放送されたテレビ東京系「開運!なんでも鑑定団」の鑑定結果、世界に3点しかないとされる「曜変天目茶碗」とされたものです。鑑定後、国内の専門家から「あれは偽物」と批判されていました。

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1年以上経過し、中国人の李欣紅(リー・シンホン)さんが「自分の作ったものだ」と主張しているようです。

 

なんだか訳がわかりません。私も「自分が作って、ラーメン屋に置き忘れた(徳島県のラーメン屋さんが鑑定に出品)」などと発言してみたいものです。

 

この論争。たぶん「声が大きい方」が押し切ると思うですが。

 

ところで、中国人ユーザーは「なんで言っちゃうんだよ。もっといっぱい作って(高値で)売ればよかったのに」と発言しています。けれども数が増えれば希少価値が無くなり骨董品としての価値も無くなる。

やはり、中国人らしい発想です。

www.recordchina.co.jp

日本の番組で2500万円と鑑定された茶わん、実は中国人女性が作った偽物?=中国ネット「うちらのおばちゃんはすごい!」

Record china配信日時:2018年1月22日(月) 14時30分

 

2018年1月19日、人民日報は、日本の鑑定番組で2500万円と鑑定された茶わんについて、別の番組に出演した中国の陶芸家の女性が「自分の作ったものだ」と述べていることを伝えた。

 

16年12月にテレビ東京で放送された「開運!なんでも鑑定団」のなかで、世界に三つしかない「曜変天目茶碗」だとして2500万円の値がついた茶わんについて、陶芸家の男性から鑑定結果が間違っているのではないかとの指摘が寄せられた。

 

これについて、このほどTBSで放送された「ビビット」では、「新証言」として中国福建省の女性・李欣紅(リー・シンホン)さん(61)が、「自分が作ったものだ」と名乗り出ていると紹介した。この女性によると、茶わんは土産用として80元(約1400円)で販売していたもので、曜変天目のような模様は「筆で描いた」と証言。茶わん底の「供御」の刻印は、アルバイトが彫ったものだと語っている。

 

中国のポータルサイト・新浪の微博(ウェイボー)アカウントである頭条新聞もこの話題についてツイートしており、中国のネットユーザーからは「これは気まずいな」「ハハハ!これは日本の鑑定団の専門家はバツが悪いな」などのコメントが寄せられた。

 

また、「うちらのおばちゃんはすごいな」というユーザーがいる一方で、「なんで言っちゃうんだよ。もっといっぱい作って(高値で)売ればよかったのに」との意見もあった。

 

他には、「茶わんの底を見たら『Made in China』だったということか」「茶わんの底に『電子レンジ使用可』って書いてあるんじゃないか?」「1400円なら俺も一つ買いたい」などのコメントも。

 

ただ、「ビビット」の出演者からは、李さんの証言の信ぴょう性に疑問を呈するコメントも出ていた。(翻訳・編集/山中)