徴兵制度復活の話 ウクライナ、スウェーデン、フランス、バルト三国

徴兵制度がヨーロッパの国々で復活しています。

当然といえば当然でしょう。

 

ロシアは、2014年のウクライナ内戦によってウクライナの東部とクリミア半島を力づくでもぎ取りました。

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色の濃い場所はロシア系住民が多い地区

 

ロシア系住民が迫害を受けているとの理由で侵攻したのです。

他国を侵略する時によく使われる理由です。

しかも、2013年にウクライナが徴兵制を廃止した翌年に、同国を侵略したのです。

ロシアの行動パターンは非常にわかりやすい。弱みを見せた相手にはとことん強く当たる。

ウクライナは、侵略されてからあわてて翌年の2014年に徴兵制度を復活させました。

しかし、もうすでに時遅し。

東部とクリミア半島は、ロシアとの戦争に勝利する他に返還されることはないのです。

 

この流れで日本の状況を考えると、中国系住民や朝鮮系住民が迫害を受けているとの理由で侵攻することも可能になります。

フランスとスウェーデン、徴兵制復活

スウェーデンは2010年に徴兵制を廃止しました(それまではあったのです)。

しかし、ロシアと戦争を繰り返してきた国なので、自分たちの置かれている状況をすぐに察したようです。

今年2018年1月から復活します。

 

そして、フランスもです。

フランスは左翼系の政党が強い国です。何しろ革命で作られた国ですから。

しかし、国民の、祖国を守ろうとする意思は強い。そのためにマクロン大統領は徴兵制を復活させました。

ちなみに、マクロン大統領はオランド元大統領の側近であり、オランド元大統領は社会党出身でした。

つまり、完全な左派なのです。

日本の左派も見習って欲しい。リアルな世界情勢を理解するのが国会議員の仕事です。

www.huffingtonpost.jp

徴兵制、フランスも復活へ マクロン大統領が表明 18~21歳の男女対象
ヨーロッパ各国に軍事強化の波。スウェーデンでも7年ぶりに復活

安藤健二


ヨーロッパに軍事強化の波が訪れている。スウェーデンに続いて、フランスも徴兵制を復活だ。

 

AP通信によると、フランスのマクロン大統領は1月19日、海軍基地がある南部のトゥーロンで、軍の幹部や兵士を前に年頭の演説をした。その中で、2001年に廃止されていた徴兵制度を復活させる考えを示した。

 

相次ぐテロの脅威に備えるため、18歳から21歳の男女(約60万人)が対象だ。1カ月の兵役に参加する。

 

マクロン大統領は、2017年の大統領選で18歳以上の男女を対象に約1カ月の兵役を課すことなどを公約に掲げていた。

 

■スウェーデンでも復活

 

ヨーロッパでは徴兵制が一旦は廃れたものの、再び導入する国が増えている。

 

スウェーデンでは1月から徴兵制を7年ぶりに復活させる。兵士に志願する若者が減るなか、近隣の軍事大国であるロシアの武力外交をにらみ軍事力を強化するためだ。

 

5月には、戦争を含む有事の対応マニュアルを記したパンフレットを約470万の全世帯に配布する予定だ。

バルト三国は臨戦態勢です

ロシアに近接しているバルト三国(エストニア、ラトヴィア、リトアニア)はいつ侵略されてもおかしくない位置にあります。

過去に何度も侵略されています。

ですから、完全な臨戦態勢です。

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エストニアでは、女性ですら軍隊の予備部隊に参加する義務があり、軍事訓練を受けています。

エストニアの住民は、ロシアの侵攻に備えて軍事訓練を繰り返す「その時が来たら、準備はできている」

彼女は、予備部隊「エストニア防衛連盟」(EDL)の志願兵2万5000人のうちのひとりだ。彼らには、常時ライフルに油を差して準備を整えておく義務がある。エストニアは、NATOのロシア最前線に位置しているが、人口わずか130万人のこの国の歴史は、強力な隣国からの侵攻と占領の繰り返しだった。1991年にソビエト連邦の崩壊で独立を勝ち取ったが、プーチン大統領を称賛しNATOを「時代遅れ」と呼ぶドナルド・トランプ氏がアメリカの大統領となった今、人々はエストニアと同盟のバルト諸国、ラトビアとリトアニアの安全保障を支えてきた世界秩序の転換を感じている。

日本人の平和ボケと徴兵制

共産党や一部の野党は憲法9条を変えると、徴兵されるなどと訳のわからないことを発言しています。

9条改憲NO! 3000万署名/憲法が好きだから/共産党道委訴え 強風の中、署名次々

 

はっきり言って、日本に徴兵制は復活することはないと考えられます。

何故なら戦場では、日本の左派のような「戦場で死にたくない」などというヘタレは邪魔なだけだからです。

万が一ヘタレ達が徴兵されると、そいつらを助けるのにまた優秀な兵士が取られます。

精鋭の自衛隊だけの方が、軍隊として強固なのです。

スパイ活動も防止できますし。

 

警察官や消防隊員が「命は大切だ。僕の命も大事だから」と凶暴な犯人や火災に立ち向かわないようでは組織として邪魔になるだけです。

幸いにして、そんな警察官や消防隊員そして怯懦な自衛隊員もいませんが。

 

また現代の軍隊において、ハイテク機器を操作できなければ前線に立てません。

戦争にアホはいらないのです。

社会福祉学部にいた時の話

日本の社会福祉関係者のほとんどは現実無視の左派です。

講義を聞いていた頃、先生がスウェーデンの福祉をやたらと礼賛するので、

徴兵制(その頃はまだあった。2010年まで)が存在することを知っていますかと問うと、

「あっ。ええ知っていますけど」と歯切れの悪い反応。

それ以後、口も聞いてくれませんでした。

日本の左派は、都合の悪いことを現実であっても無視しようとする人が大勢います。