猫好きとしては、2月22日をニャンニャンの日(猫の日)として愛猫とまったり過ごしたい。
しかし、朝鮮半島がからんでくるとのんびりとはいきません。
2月22日は「竹島の日」でもあるからです。
竹島に関しては、頭が痛いとしか言いようがない問題です。
現在、竹島は韓国に軍事占領されています。
竹島の日について、韓国外務省は「独島(竹島の韓国名)は、古来から韓国の支配下にあり、韓国領となっている。これゆえ日本政府は、独島に対する不当な主張を今すぐやめるべきだ」などと主張しています。
けれども、これにはまったく根拠がありません。
「古来から韓国の支配下にあり」と言われても、韓国が竹島を不法占拠したのは1952年であって、たった65年前にすぎません。
韓国では65年前を「古来」というのでしょうか。
しかも、1952年は朝鮮戦争中であり、そのどさくさに紛れて「ここまで俺の領海」と勝手に線を引いたのです。
これは韓国の大統領、李承晩の名前から「李承晩ライン」と呼ばれています。
当時、まだアメリカ軍事占領下にあった日本には対抗策はありません。しかし、アメリカがはっきりと「李承晩ライン」を否定しています。
1952年4月28日のサンフランシスコ講和条約によって日本が独立してからも、竹島占拠は続きます。
1965年に日韓基本条約が結ばれて、ようやく「李承晩ライン」は廃止されました。
しかし、1952年から1965年の13年間、韓国側の逮捕などにより多くの日本人が死傷しました。抑留者は3929人、拿捕された船舶数は328隻、死傷者は44人でした。
日韓基本条約によって、日韓漁業協定が結ばれたのですが、この時竹島の領有権については日韓ともに棚上げにすることになったのです。
国際的に、「棚上げ」とは「なんとかなるだろうと放ったらかしにすること」を意味します。
結果竹島は、韓国の軍事占領下にある今の状態です。
領土問題で「放ったらかし」が有益であったことは、世界の歴史上まったくと言っていいほどありません。強硬に出た方が有利に、弱腰な方が我慢することになるだけです。
2018.2.22 19:24
【竹島の日】
「韓国は竹島占拠の既成事実化を強めている」病気療養の島根知事、政府に毅然とした対応求める
韓国が不法占拠を続ける竹島(島根県隠岐の島町)の早期領土権確立を求め、同県が定めた「竹島の日」の22日、松江市の県民会館で記念式典が開かれた。政府は山下雄平内閣府政務官を派遣した。政務官の出席は6年連続。病気療養で欠席した溝口善兵衛知事は「韓国は竹島占拠の既成事実化を強めており、きわめて遺憾。政府は毅然(きぜん)とした姿勢で対応してほしい」とメッセージを寄せた。
記念式典は同県などが主催し、13回目。山下政務官は「竹島の問題は、わが国の主権にかかわる重要な課題だが、島根県が竹島の日を制定してから13年がたっても韓国の不法占拠が続く現状に政府の一員として忸怩(じくじ)たる思いだ」と述べた。
政務官の派遣は第2次安倍内閣の発足から6年間続いているが、島根県が求める首相や関係閣僚の出席は今回も見送られ、政府主催の式典も実現していない。
式典にはこのほか、超党派の「日本の領土を守るため行動する議員連盟」の所属や地元選出の国会議員19人を含め、約450人が出席。竹島領土権確立隠岐期成同盟会長の池田高世偉(こうせい)隠岐の島町長は「竹島の記憶を引き継ぐ方々が亡くなっていくのは誠に無念。政府の強いリーダーシップで世論を盛り上げ、領土問題の平和的な解決に結びつけてほしい」と求めた。
式典に続いて「竹島問題解決に向けた取り組み」と題して開かれたシンポジウムには、政府関係者が初めて参加。内閣官房領土・主権対策企画調整室の高田潔室長が登壇し、「領土問題に対する世論の盛り上がりに『竹島の日』が重要な役割を果たしてくれている」と述べた。
式典に先立ち、島根県議会の「竹島領土権確立議員連盟」が主催する「竹島問題を語る国民交流会」も県民会館で開催。国会議員や県議、竹島にゆかりの深い隠岐の島町の住民ら約150人が参加し、意見を交換した。
「竹島の日」に対して韓国の反応
韓国が、竹島の領有権に関する日本の主張に反応
韓国が、改めて竹島((独島)に対する領有権を主張しました。
中国・新華社通信によりますと、韓国外務省は22日木曜、声明を発表し、日本が日韓の領土問題の対立の焦点となっている竹島の領有権を主張している事を批判し、「日本は、政府関係者を竹島の日の式典という、独島挑発行事に派遣してはならない」と表明しています。
また、「独島は、古来から韓国の支配下にあり、韓国領となっている。これゆえ日本政府は、独島に対する不当な主張を今すぐやめるべきだ」としています。
韓国は、1945年から政府軍を竹島に派遣して日本に対し、「独島は韓国領であるが、日本は依然としてこの島を日本の領土の一部とみなしている」と表明しています。