ナメクジ、カタツムリに寄生する広東住血線虫に注意が必要

ナメクジやカタツムリを生で食べると、広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)と呼ばれる寄生虫が脳に入り込んで、髄膜炎などの病気になり、下手をすると意識不明になったり、身体に障害が残るらしい。

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小学生の時、子供同士でふざけてナメクジを友人の口に入れたことを思い出しました。あいつは大丈夫だったのだろうか。

まだ今よりも寒い気候だったので、寄生虫はいなかったと思いたい。

 

ナショナルジオグラフィックは、

「生のカタツムリやナメクジを食べないことだ」と警告しています(日本人は普通、食べませんが)。

また、「温暖化で気温が上昇するにつれ、カタツムリは北へ移動しています。遅かれ早かれ、彼らは北部へもやってくるでしょう」とも記しています。

 

日本にもやってくるようです。ゴキブリだけで十分なのに。

natgeo.nikkeibp.co.jp

脳に入る寄生虫が温暖化で北上、ナメクジに注意
決して生では食べず、生野菜はよく洗い、水筒のふたは閉めること
2018.03.22

 オーストラリア人のサム・バラード氏は19歳のとき、パーティで友人たちにけしかけられてナメクジを食べた。数日のうちに、彼は珍しいタイプの髄膜炎にかかり、それから1年以上昏睡状態が続いた。意識が戻った後も首から下の麻痺は治っていない。

 

 医師によると、バラード氏の病気の元凶はナメクジに寄生する広東住血線虫(Angiostrongylus cantonensis)だという。

 

 広東住血線虫の感染者はバラード氏の他にもいる。なかには氏と同じように、周りにけしかけられた結果として罹患した例もある。これまでに少なくとも3件の感染例で、少年や青年がナメクジやカタツムリを食べていたことがわかっている。さらに注目すべきは、この寄生虫が今、世界のこれまで確認されていなかった地域にも広がっていることだ。

 

 アジア原産の広東住血線虫は現在、アフリカ、オーストラリア、カリブ海諸国、米国南部などでも見られる。2017年には米ハワイ州の疫学者サラ・パーク氏が、同州での感染例が年間10件ほどにのぼると報告した。

 

 ブラジルの場合、広東住血線虫が国内に持ち込まれた原因は、エスカルゴの養殖だと考えられている。1980年代末、ブラジルではアフリカ産の巨大なカタツムリを養殖するキットが販売され、自宅でできる副業として人気を博した。


 しかし、ブラジルではエスカルゴ料理はさほど好まれなかったようだ。やがてこの仕事が成り立たなくなると、カタツムリは周辺の土地に進出し、同時に広東住血線虫も定着した。ナショナル ジオグラフィックは2007年に、アフリカ産のカタツムリが原因で、ブラジルで2人が髄膜炎にかかったことを報じている。


広東住血線虫が世界中に広がりつつある今、我々人間の方が現状に適応しなければならないと専門家は言う。そのためにまず心がけたいのが、生のカタツムリやナメクジを食べないことだ。

世界に広がる生息域

 英語で「rat lungworm(ネズミ肺線虫)」と呼ばれる通り、広東住血線虫は生涯の一時期をネズミの肺で過ごす。感染したネズミが咳をして、肺から喉に幼虫が吐き出されると、すぐにまた飲み込まれて腸を通り抜け、糞と一緒に排出される。続いてカタツムリやナメクジがこの糞を食べ、幼虫が体内に取り込まれ、しばらくの間、新たな宿主の中で成長する。

 

 広東住血線虫が繁殖するには、その後、幼虫がネズミの体内にふたたび戻らなければならない。このステップは、感染したカタツムリやナメクジをネズミが食べることで完了する。ネズミの体内に戻った幼虫は脳に移動し、そこである程度まで成長してから、心臓と肺を繋ぐ肺動脈に移る。心臓から血液が送り出されてくるこの場所で、広東住血線虫はようやく交尾に至る。

 

 広東住血線虫のこうした習性を見ると、カタツムリやナメクジを人間が口にしたとき、なぜあれほど深刻な状況が引き起されるのかがよくわかる。ネズミの場合と同様、体内に入った広東住血線虫は脳を目指す。そして、ときに脳を守る障壁を越えて内部まで入り込むが、いったん入ってしまった虫は外に出られない。広東住血線虫は脳に居座って物理的なダメージを与えるとともに、人間の側の免疫系が炎症を引き起こす。

 

 1993年、米ニューオーリンズに住む11歳の少年が、頭痛、頸部の硬直、嘔吐、軽い発熱を訴えて地元の病院を訪れた。「少年はその数週間前、そそのかされて道端にいたカタツムリを食べていた」と、医学誌「New England Journal of Medicine」に投稿された記事にある。幸いなことに、この少年は治療をしなくても回復した。

 

 広東住血線虫が脳内で死ぬと、炎症がさらに悪化する場合があるため、投薬で虫は殺さず、通常は体の免疫の働きに期待することになる。例は非常に少ないものの、広東住血線虫に感染した患者が重篤な髄膜炎になった場合は命に関わる。

感染を避ける方法は
 生のカタツムリやナメクジと同様、カエルや淡水性のカニやエビを生で食べることもおすすめできない。米疾病対策センター(CDC)によると、こうした食材は少なくとも3分間茹でるか、内部の温度を最低74℃まで上昇させた状態で(鶏肉も同様)、少なくとも15秒間調理して寄生虫を殺す必要がある。

 

 ナメクジを食べないようにすることなど簡単だと思う人もいるかもしれないが、ふとした偶然から小さな個体を口にしてしまうことは十分に考えられる。また、ナメクジが通った後に残る粘着物にも寄生虫がいることがある。

 

「家や庭周辺のカタツムリ、ナメクジ、ネズミなどを除去することも、リスク軽減につながります」と、CDC寄生虫性疾患局疫学チームの責任者スー・モンゴメリー氏は言う。「野菜を生で食べるときにはよく洗い、水筒などはカタツムリやナメクジが入らないよう、確実に蓋を閉めてください」

 

 庭の野菜につくナメクジを退治する際には、死骸をその場に置きっぱなしにしないようにすることが重要だ。ネズミ、ペット、野生動物などが死骸を食べてしまうおそれがある。

 

 そしてアメリカ北部に住む人たちにとっても、これは他人事ではない。ウォルデン氏は言う。「温暖化で気温が上昇するにつれ、カタツムリは北へ移動しています。遅かれ早かれ、彼らは北部へもやってくるでしょう」

大人になって、結婚すると虫嫌いになる

子供の頃、虫を嫌いに思ったことはありません。田舎で育ったので、夜中に自転車で走っていると、口の中にカナブンが飛び込んでくることが何度もありました。それでも平気でした。

また、夏休みになると、朝早くから、カブトムシやクワガタを山へ獲りに行っていました。

 

都会っ子の妻に話すと「キモチワルイ。カブトムシなんかゴキブリと同じやん」と、懐かしい少年時代の思い出も一刀両断されます。

妻である女性の影響は非常に強く、夫の嗜好も変化させました。おっさんになると虫嫌いになってしまったのです。

 

一時期、昆虫はその形態のグロテスクさから、隕石にくっついて宇宙から来た宇宙生命体なのだと言われていましたが、DNAレベルでは、人間と70%同じだとか。