今日も憂鬱な朝鮮半島38 「韓国大統領は悲惨な末路」だが、中国人民はもっと悲惨

確かに過去11人の韓国大統領はすべて「悲惨な末路」をたどっています(文在寅現大統領も同じような晩年を迎えるでしょう。賭けてもいいくらいです)。

  1. 李承晩(イ・スンマン)不正選挙を行い、四月革命で失脚後にハワイ亡命。母国に戻れずハワイで客死。
  2. 善(ユン・ボソン)クーデターにより退任。軍法会議に諮られ、懲役3年の実刑判決。
  3. 朴正煕(パク・チョンヒ)側近により暗殺。妻もその5年前に暗殺。長男は麻薬により数回逮捕歴。
  4. 崔圭夏(チェ・ギュハ)就任から6日でクーデター発生 。辞任。
  5. 全斗煥(チョン・ドゥファン)民主化弾圧で放逐され、反乱事件の首謀者として死刑判決。無期懲役に減刑され、その後は特赦。
  6. 盧泰愚(ノ・テウ)粛清クーデターや不正蓄財により懲役17年。後に恩赦。
  7. 金泳三(キム・ヨンサム)反腐敗に取り組むも、次男があっせん収賄と脱税で逮捕。
  8. 金大中(キム・デジュン)太陽政策でノーベル平和賞も、息子3人共に賄賂で逮捕。
  9. 盧武鉉(ノ・ムヒョン)収賄疑惑かけられ、親族の逮捕や、本人にも捜査が及び投身自殺。
  10. 李明博(イ・ミョンバク)横領・収賄などの容疑で逮捕。土地の不正購入の疑惑で、長男宅が家宅捜索。国会議員の兄はあっせん収賄で逮捕。
  11. 朴槿恵(パク・クネ)友人の政治干渉事件で弾劾訴追され罷免、逮捕。

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北朝鮮が李氏朝鮮時代と同じであると批判されますが、韓国の政治も根本的な部分では変わっていません。

 

かつて李氏朝鮮時代には、国王とその一族が絶大な権力をにぎっていました。ところが、王が死亡または失脚した後には、新王による残された一族に対する陰惨な報復が繰り返されました。

李氏朝鮮は国王が27代続きました。ただしこの間に、3人の王が権力抗争に敗れて流罪のあげく憤死し、2人の皇太子、16人の王子が殺害されています。

 

この形態は民主主義国になっても変わることはなく、大統領には巨大な権力が与えられ、一族は権力を利用した収賄を行うのです。そして王である大統領が失脚すると、本人はもちろん家族も政治的報復を受けます。

 

中国版Twitter微博(ウェイボー)では、「韓国は呪いにかけられているのだろうか」などと同情のコメントが寄せられています。

けれども、日本人からすると、韓国大統領一族は、中国人民ほどには酷い目に遭っていません。同情している場合ではないと思うのですが。

  • 大躍進(4000万人以上の餓死者)
  • 文化大革命(1000万人以上の殺戮)
  • 天安門事件(3000人以上の殺害)

などの情報が検閲されて、ネット上に無いのでしょう。

www.recordchina.co.jp

韓国大統領の悲惨な末路、ここまでとは…中国ネットで話題に
Record china配信日時:2018年3月21日(水) 14時50分

2018年3月20日、今晩報の微博(ウェイボー)アカウントは、韓国の歴代大統領の末路をリストアップし、誰一人としてまともな余生を過ごせていないことを指摘した。

 

記事は、現任の文在寅(ムン・ジェイン)大統領の前に韓国大統領を務めた11人の「その後」を初代の李承晩(イ・スンマン)大統領から順に以下のように紹介している。

 

1.李承晩氏…四月革命で失脚、ハワイに亡命
2.尹●善(ユン・ボソン、●はさんずいに普)氏…2年のかいらい大統領
3.朴正煕(パク・チョンヒ)氏…18年統治の末刺殺される
4.崔圭夏(チェ・ギュハ)氏…就任から6日でクーデター発生
5.全斗煥(チョン・ドゥファン)氏…民主化弾圧で放逐され、退任後に死刑判決
6.盧泰愚(ノ・テウ)氏…後任大統領に光州事件の責任追求受け有罪判決
7.金泳三(キム・ヨンサム)氏…反腐敗に取り組むも、息子が汚職
8.金大中(キム・デジュン)氏…太陽政策でノーベル平和賞も、息子3人が収賄
9.盧武鉉(ノ・ムヒョン)氏…収賄疑惑かけられ、潔白主張し飛び降り自殺
10.李明博(イ・ミョンバク)氏…収賄で訴追。家族も多く秘密資金事件に絡む
11.朴槿恵(パク・クネ)氏…友人の政治干渉事件で捕らわれの身

 

韓国歴代大統領の末路を見た中国のネットユーザーからは「本当にそろいもそろってすごいな」「韓国は呪いにかけられているのだろうか」「これを見ると、2年のかいらい大統領がすごく良い結果に思えてくる」「『歴代大統領たち』っていう映画ができそうなくらいすごい」「自由と民主の表れと言う人もいるけれど…」「もはや、こういう大統領制度なんだろう」などといったコメントが寄せられた。「北朝鮮の方がマシじゃないか」との意見もある。

 

また、「大統領府が風水的に問題があるのではないか」「東洋の儒家文化と西洋の民主制度の衝突だな」「そもそも国の成り立ちがおかしいから、動乱が起こって当たり前」「1980年代の民主化後の韓国が、民主から『銭主』に変わり、政府が財閥の財閥になった結果」などの分析も出た。

 

さらには「この宿命をするのは誰か。文在寅さんは頑張って」「文在寅がブルブル震えている」「文在寅さん気をつけて!」など、文大統領の「この先」に注目し、気遣う声も多く見られた。(翻訳・編集/川尻)