フランスの通信会社が中国製携帯をリコールしました。
「Hapi 30」と呼ばれる製品が、安全基準以上の電磁波を出していたことが原因です。
携帯電話の電磁波が人体に害を及ぼすか否かについては長い間警告されていますが、今だにはっきりしたことはわかりません。
Forbesの記事では、米国での研究結果が紹介されています。
ラットの実験では
「携帯電話の電磁波が心臓腫瘍や脳腫瘍を引き起こす可能性が指摘された」
らしいのです。しかし、確定したわけではありません。
どんなに大きな影響があるとしても、今の段階では社会の実情として携帯の使用を控えることはできないのです。
たとえ携帯電話で腫瘍ができるとしても、いまさら使用を止めることは不可能でしょう。
携帯電話会社のCMではありませんが「つながることが大切」ならば、脳みそにガンができるぐらい仕方のないことです。ガンが恐ろしい人は、使わなければいいのだし。
ただし、現下の問題として、中国製携帯の携帯電話の電磁波より尖閣諸島への中国海警局船の侵入がよほど大きな事件です。
それなのに、何故か大部分の日本のマスコミは「報道しない権利」を行使して、表に出てきません。
2018.4.13 11:11
尖閣周辺に5日連続で中国公船
尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺の領海外側にある接続水域で13日、中国海警局の船4隻が航行しているのを海上保安庁の巡視船が確認した。尖閣周辺で中国当局の船が確認されるのは5日連続。
第11管区海上保安本部(那覇)によると、1隻は機関砲のようなものを搭載。領海に近づかないよう巡視船が警告した。
2018/04/12 06:30
フランスで「危険な電磁波」を理由に中国製携帯がリコールフランスの通信大手「オレンジ(旧フランス・テレコム)」は、同社が販売する携帯電話「Hapi 30」が高レベルの電磁波を放っていることを理由に、リコールするとアナウンスした。
オレンジがこのような決定を下すのは初めてのことだ。Hapi 30は旧式の折りたたみ式の携帯電話で、既に9万人のHapi 30購入者宛てにリコールの案内が送付されたという。
Hapi 30は中国の寧波市にある「Mobiwire」の工場で生産されている。この機種の単位質量当たりの電磁波量は2.1 W/kgに達しており、欧州の安全基準の2 W/kgを超えている。米国の連邦通信委員会(FCC)は携帯電話の電磁波の許容範囲を1.6 W/kgまでと定めている。
携帯電話の電磁波は、一般的にはさほどの脅威とはみなされていない。しかし、数週間前にアメリカの「国家毒性プログラム(National Toxicology Program )」のラットを用いた研究結果が明らかになり、携帯電話の電磁波が心臓腫瘍や脳腫瘍を引き起こす可能性が指摘された。
また、今年のはじめにドイツのドイツ連邦放射線防護庁(BfS)は携帯電話の機種ごとの電磁場を調査したレポートを発表した。電磁波量が多い16の機種の多くは中国製で、ファーウェイやOnePlus、シャオミ、ZTEといったメーカーの製品が選ばれた。また、アップルやノキア、ソニー、ブラックベリーの端末も16位以内に入っていた。
現状で最も電磁波量が多いスマートフォンはシャオミの「Mi A1」で、その数値は1.75 W/kgとされている。
編集=上田裕資