今日のプーチンさん25 ロシア大統領は、屈強なインテリの殺人者

またしても、プーチン政権を批判した記者が謎の死を遂げました。

 

シリア内戦にはロシアの民間軍事会社がアサド政権側についており、米国の爆撃によって約300人が死亡しています。

アパートから転落・不審死した記者は、この民間軍事会社がプーチンさんの指示で動いていた事を告発したのです。

 

政府批判や真相の告発は、そのまま死につながる。

恐ろしい国です。

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ロシアに民主主義を求めるのは、木に登って魚を捕らえようとするのと同じです(木に縁りて魚を求む「縁木而求魚」『孟子』)。

あの国には、民主主義を受け止め育てていく国民がほとんどいないからです。

これは悪口を言っているわけではありません。

あくまでも事実です。

 

ソビエト連邦と呼ばれた独裁共産主義国家がロシアに誕生したのは、偶然ではない。

ロシア国民だからこそ、70年間もあの圧政に耐えたのです。

 

日本の教育現場では、共産主義革命を未だに評価しているため、何故ロシア国民がプーチン大統領を支持し続けるのかよくわからないのです。

ロシアの歴史は、強い独裁者が対外戦争に勝利し、国を発展させてきた歴史そのままなのです。

 

あれ程の大国で、トップの大統領が、KGB出身者のスパイ・暗殺者である国はそうないでしょう。

有り体に言えば、屈強なインテリの人殺しがそのまま大統領になっているのです。
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ロシアでまた記者が不審死 謎残る転落死 シリアで民間軍事会社が送った露戦闘員死亡を暴露
2018.4.17 21:23

 【モスクワ=遠藤良介】ロシア中部のエカテリンブルクでこのほど、地元通信社のマクシム・ボロジン記者(32)が自宅アパートから転落し、死亡する事案があった。この記者は2月、シリア内戦にロシア系民間軍事会社(PMC)が極秘参画し、ロシア人戦闘員に死者が出ていることを告発していた。ロシアでは、政権や当局を批判する記者の不審死が後を絶たず、国内外から真相究明を求める声が出ている。

 

 ボロジン記者は12日、エカテリンブルク市内の自宅アパート5階のベランダから転落しているのを発見され、15日に収容先の病院で死亡した。

 捜査当局は、発見当時のアパートが施錠されていたことなどから、自殺か事故だと見ている。

 

 ただ、ボロジン記者と交友のあった人権活動家によると、記者は転落前日の11日午前5時頃、「アパートの階段やベランダに武器を持った迷彩服の治安要員がいる。家宅捜索が始まるのではないか」とおびえた声で電話してきた。約1時間後、「演習だったようだ。申し訳ない」と不可解なことを伝えてきたという。

 

 ボロジン記者は2月中旬、ロシアで公式には禁じられているPMCを通じて地元出身者がシリアに派遣され、死者が出ていることを特報した。

 

 このPMCはプーチン露大統領に近いとされ、2月には、米軍など有志連合の空爆で推定約300人の死傷者が出た。シリア介入を「限定的」と説明してきたプーチン政権には不都合な内容だ。

 

 ニューヨークに本部を置く非営利団体「ジャーナリスト保護委員会」(CPJ)によると、ロシアでは1992年以降で58人のジャーナリストが殺害された。2006年に著名な女性ジャーナリスト、アンナ・ポリトコフスカヤさんが射殺された事件をはじめ、大半が未解決だ。