米国のカルト宗教、自助グループ「NXIVM」性奴隷を現実化

米国女優のアリソン・マックが、自助グループ「NXIVM」のナンバー2であったことが問題になっています。

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(可愛いのにもったいないことです)

 

このグループはカルト宗教そのもので、指導者キース・ラニエールとアリソン・マックがトップに君臨し、

「自身を唯一の「主人」とし女性メンバーを「奴隷」とするピラミッド型秘密組織「DOS」を設立」していました。

 

指導者キースは女性メンバーと性的関係を持ち、「DOS」内ではメンバーが新たなメンバー(性奴隷)を勧誘することで昇格できました。

 

「NXIVM」の巧妙さは、自分が救われるには新たなメンバーを連れてくる必要があるとして、徹底させたことです。

具体的には、

「まずアリソンが、自身が統括する小さな奴隷組織に女子学生を集める。集められたメンバーたちは、新たなメンバー集めを強いられる。新メンバーを組織に連れて来られなければ、肉体的体罰を受けることによりメンバー集めからは逃れられる。「メンバー集めか、体を張った究極の癒しか。女学生の〇〇ちゃん、あなたはどっちを選ぶの!?」」

と迫っていました。

 

これは、新興宗教(古い宗教も同じ)がよく使う手口です。

www.afpbb.com

米女優を逮捕、女性メンバーを「性奴隷」にしていた団体で勧誘活動
2018年4月22日 21:12 発信地:ワシントンD.C./米国

【4月22日 AFP】米国の人気テレビシリーズ『ヤング・スーパーマン(Smallville)』に出演していた女優が20日、指導者との性的関係を女性メンバーに強要していたカルトまがいの自己啓発団体のために勧誘活動をしていたとして、人身売買の容疑で逮捕された。検察当局者が明らかにした。

 

 逮捕されたのは女優のアリソン・マック(Allison Mack)容疑者(35)で、女性のための指導集団と称する団体のために勧誘活動をしていたとされる。検察当局者によると、メンバーとなった女性たちは自身の利益になるとして、性的に搾取されたり労働を強いられたりしていたという。


 ニューヨーク州オールバニ(Albany)を拠点としていた団体の女性メンバーたちの多くは、指導者のイニシャルの焼き印を体に入れられていた。「バンガード(先導者)」の異名を取る団体の指導者、キース・ラニエール(Keith Raniere)被告は、性行為目的の人身売買容疑で3月にメキシコで逮捕され、その後、性行為目的の人身取引と共謀の罪で起訴された。

 

 ラニエール被告は過去20年間にわたり、自己啓発セミナーを主催。上部組織の「NXIVM(ネクセウム)」は米国やメキシコ、カナダ、南米で関連施設を運営していた。同被告は、団体設立当初から複数の女性メンバーたちと性的関係を持ち、2015年には自身を唯一の「主人」とし女性メンバーを「奴隷」とするピラミッド型秘密組織「DOS」を設立した。

 各セミナーの受講料は数千ドル(数十万円)に上り、団体内で昇格する手段として別講座の受講を勧めたり新たなメンバーの勧誘活動をさせたりしていた。

 DOS内部では「奴隷」が昇格するには新たに自身の奴隷を勧誘することが必要だった。(c)AFP

tocana.jp

【衝撃】有名女優アリソン・マックがSEXカルトのNo.2だったことが判明! 女子学生らを“性奴隷”に… 米芸能史上最大のスキャンダルに発展か!?
2017.11.20

 アメリカの大人気ドラマ『ヤング・スーパーマン』で「隕石の影響で傷を癒す力を持つ記者」を演じた女優、アリソン・マック。主人公クラークに対する恋心を秘めた役が印象的だったが、実生活においても心に秘めているウラ事情があるという。それは、なんと「自助グループ“NXIVM”のナンバー2」という、衝撃的な事情だ――。


■自助グループ「NXIVM」内にセックスカルトグループがある!?

 ドラマ『ヤング・スーパーマン(Smallville)』で傷を癒す力を持つ記者を演じた彼女は、実生活ではセックスカルト集団でメンバーが抱える心の傷をセックスで癒してきたということか? メンタルヘルス関連の自助グループ「NXIVM」の元スポークスマン、フランク氏の爆弾発言をもとに検証する。

 

 フランク氏によると、NXIVMには内部組織があり、女子学生だけで構成されるDOSというグループが存在する。そのメンバーたちは体にメンバーシップの印を刻む。写真を見ると、皮膚にRとMの文字が刻まれているのがわかる。これはNXIVMの創立者キース・ラニエールの「Raniere」とDOSメンバーのリクルーターとして活躍するアリソン・マックの「Mack」の頭文字を合わせたものだという。

 

 組織から逃げ出したフランク氏は、アリソン・マックがナンバー2を張るこの集団を「カルトそのもの」と振り返る。RとMの二人をトップに、奴隷階層を構築しているというのだ。フランク氏はブログで、アリソンの行ってきた組織作りの方法を披露している。その方法とはまさに「奴隷社会」の地獄絵図のようだった。

 まずアリソンが、自身が統括する小さな奴隷組織に女子学生を集める。集められたメンバーたちは、新たなメンバー集めを強いられる。新メンバーを組織に連れて来られなければ、肉体的体罰を受けることによりメンバー集めからは逃れられる。「メンバー集めか、体を張った究極の癒しか。女学生の〇〇ちゃん、あなたはどっちを選ぶの!?」ということか。

■アメリカ芸能史における重大な事件に発展する可能性も

 なんでも、アリソンは創立者であるキース・ラニエール氏を長年崇拝しているそうだ。耳を疑いたくなる衝撃証言の数々だが、元スポークスマンであるフランク氏が自身のサイトで公表している話だから、フランク氏も責任と自信を持ち情報を発信しているのだろう。

 

 アメリカ芸能界とこのセックスカルトとの関わりは根深いのか、つい先日、女優キャサリン・オクセンバーグの娘も同カルトメンバーの一人としてニューヨーク市の検察官に会い、内部事情を証言したという。

 

 アリソンは広報担当者を通じて「一切のコメントは控える」と、マスコミ対応をシャットした。アリソン本人の証言が確認できない状態のため、この集団における本人の振る舞いについて、100%の真実はまだつかみきれていない。しかし、検事局まで巻き込んでの騒動になっていることから、アメリカ芸能史における重大な事件に発展する可能性は十分にあるだろう。
(文=鮎沢明)

米国の俳優さん、カルト新興宗教にハマりがち

米国の俳優さんは、かなりおかしな人が多いことで知られています。

トム・クルーズとジョン・トラボルタも、宗教団体サイエントロジーの信者であることを公言しています。

 

サイエントロジーでは、

「個人の精神性と能力と倫理観を高めることによって、より良い文明を実現しよう」が教義の中心になっています。なんだかよくわかりませんが。

精神医学を否定して、精神科医の投薬を悪としています。

 

町山智浩によると、

『7500万年前、宇宙はジヌー(XENU)という名の邪悪な帝王に支配されており、その世界で人口が増えすぎたので、ジヌーは手下の精神科医に薬を使わせて人々を眠らせて冷凍し、輸送機で地球まで運搬し、火山の火口に投げ捨てて水爆で爆破して始末した』との伝説を、教義のひとつとして信じているとか。

 

ただし、そう茶化している町山智浩も真理を知っているわけではない。

映画評論家としては面白い人で、好きな作家の一人ですが、米国のリベラルな主張を支持しており、国際社会のパワーバランスの現実を見ていません。

リベラル派も、一種の宗教だからそう信じているのです。

宗教は荒唐無稽だから信者ができる

ある宗教を信じている人に「教義が荒唐無稽だから間違いですよ」と説得することは意味がありません。それどころか、「俺はこんな真理を知っているのに、一般社会の人間は無知なままだ」と優越感に拍車をかけ、かえって信仰心を深めてしまいます。

 

どんなに勉強しても真理は誰にもわからないことは、歴史が証明しています。

だからこそ、カリスマ性がある人間が「これが真理だ」と断言することで、ある「真理」が生まれるのです。

 

ですから、科学も宗教のようなものです。ほとんどが仮説に過ぎないのに「科学的に見れば正しい」と勝手に信じているのですから。

 

よく言われているビッグバン理論などは、荒唐無稽そのものです。あれも真理ではなく、現時点での仮説に過ぎません。

 

何もない空間から一点の光が突然爆発して宇宙が生まれたなどとするのは、現実に生きる者からすれば非常識です。これは多分、聖書創世記の「神は「光あれ」と言われた。すると光があった」をパクって、数学と物理学で記述しただけなのです。

 

日本人としては「始まりも終わりもない世界が永遠に転回している」との世界観が良いと思うのですが。

これもまた宗教ですな。