ネットで本が買えるようになる前は、本屋に注文する以外の方法はありませんでした。
しかも、本屋もそのことを知っているためか、完全に大名商売でした。
ちょっとマニアックな本を取り寄せてもらおうとすると、店員はだいたい嫌な顔をするのが普通でした。
しかも、
「どれぐらいで(本屋に)届きますか」と聞いても
「さぁ~。1週間ぐらいかな」などと無責任な返答。
10日ぐらい経ってから行くと、
「あっ。まだですけど」と注文を忘れていたかのような対応。
2週間過ぎたぐらい、もうすっかりその本への興味が薄れた頃にやっと手に入るといった有様です。
街の書店がamazon等のネット書店に負けるのは当然です。
書店経営者が「われわれは固定資産税を払っている」のでインターネット書店に課税してほしいと自民党に要望したとか。
企業努力という言葉を知らない経営者は救いようがありません。
貧すれば鈍するとはまさにこのことです。
ホリエモンに「頭おかし過ぎる」とまで言われています。
あまり好きになれない人物ですが、たまにはまともなことを発言します。
書店経営者が自民党に『ネット書店課税』創設を要望 → ネット民ブチギレ! ホリエモン「頭おかし過ぎる」
あひるねこ3時間前
本を買いに本屋に行く。一昔前では当たり前のことだったが、現在はネットで注文する人が多くなった。ネットなら自宅に届けてもらえるし、ポイントも付く。欲しい本が置いてなくて店をはしごするということもないので、ユーザーにとっては便利である。
ところが、2018年7月12日に行われた自民党の会合にて、出席した書店経営者から『インターネット書店課税』創設の要望が上がったと共同通信が報じたのだ。この要望に、ネット民からは批判が殺到している。
・ネットの書籍販売に課税?
要望が上がったのは、自民党の「全国の書店経営者を支える議員連盟」が開いた会合でのことだった。共同通信の報道によると、創設を訴えた書店経営者の言い分はこうだ。「インターネットによる書籍販売が普及し、実店舗の経営が圧迫されている」
「われわれは固定資産税を払っている。区別を図ってほしい」
著作物を定価販売する「再販制度」維持のため、ネット販売の過度なポイント還元による実質的な値引きの規制や、書籍・雑誌への軽減税率適用を求める声もあったそうだ。この報道に対し、ネット民からは批判が殺到している。
・ネットの声
「リア充が爆発したところで僕たちに彼女ができるわけではないって話だよね」
「一市町村に一店舗は池袋ジュンク堂クラスの書店か図書館を作ってから言ってくれよ」
「ネット販売と実店舗とを共存させて成功している書店だってある。ネット書店を排除しようなんて発想、時代遅れも甚だしい」
「ハイテクに対応出来ない老人達とやってること変わらなく無い?」
「ライバルを規制すれば自分たちが安泰、ってわけじゃないよね」
「発想が後ろ向きすぎて『そういうところだぞ』という言葉しかない」
「日本の悪い習慣がおもいっきり出てるなー。出る杭打って、底辺に合わせるクソみたいな文化」
・ホリエモンも苦言
このように手厳しい意見が多い中、ホリエモンこと堀江貴文さんも、この『インターネット書店課税』について辛辣なツイートをしているのでご紹介しよう。「わー、これはクズ過ぎる要望。頭おかし過ぎる」
ホリエモンにここまで言わせるとは……今後も何かと荒れそうな話題である。もちろん、書店の現状が厳しいのは理解している。閉店する本屋を見たのだって一度や二度ではない。が、個人的には本当にこれが業界の未来のためになるのか? という思いもある。続報を待ちたい。
参照元:共同通信
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.