プラスチックごみが問題になっています。
とりわけ日本近海の汚染が酷いらしい。
世界の平均の27倍のプラごみが漂っています。
ここで疑問が。
日本人はプラごみを海洋(または河川)に投棄しているでしょうか。
まったく無いことは無いでしょうが、他国と比べてもゴミに関するマナーは良いはずです。
管理できていないゴミ排出量ワースト20
調べてみると、ごみ排出量ワーストは次の通りです。
- 中国(882万トン)
- インドネシア(322万トン)
- フィリピン(188万トン)
- ベトナム(183万トン)
- スリランカ(159万トン)
- タイ(103万トン)
- エジプト(97万トン)
- マレーシア(94万トン)
- ナイジェリア(85万トン)
- バングラデッシュ(79万トン)
- 南アフリカ(63万トン)
- インド(60万トン)
- アルジェリア(52万トン)
- トルコ(49万トン)
- パキスタン(48万トン)
- ブラジル(47万トン)
- ミャンマー(46万トン)
- モロッコ(31万トン)
- 北朝鮮(30万トン)
- アメリカ合衆国(28万トン)
2010年における推定.( )の中は,推定される最大値.Data from Jambeck et al. 2015.
ぶっちぎりで中国が1位です。
(しかも、北朝鮮が19位。日本の経済規模と比較すると、約500分の1しかない国家としては相当な量です)。
日本は、ほとんど管理しているのです。
結局、日本近海の世界平均の27倍ものプラごみは、中国と東南アジア諸国から流れ着いていることがわかります。
これは統計を見れば一目瞭然の事実なのです。
日本人がプラスチック使用をやめても解決しない
東京農工大の高田秀重教授によると対策として、
プラごみの量を減らすため、個人にできることは多い。マイバッグを持ち歩き、スーパーやコンビニでレジ袋をもらわない。飲み物は水筒に入れ、ペットボトル製品を買わない。水筒に水を入れるための給水器を設置する、などだ。プラスチックを全部なくすというのではなく、過剰に使っているものを減らしていく努力をすればよい。あとは河岸や海岸に落ちているごみを拾うことだろう。こうした個人の活動が広がるだけでも、かなりのごみを減らせると思う
(日本の海洋プラごみ、世界の27倍 EUが使用規制案|出世ナビ|NIKKEI STYLE)
らしいのですが、日本が頑張ってもほとんど改善されることはありません。
もともと海洋や河川に投棄していないのですから。
ゴミを海に投棄している国に苦情を言うのが道理では。
真面目に学校に通学して、教室にいる生徒に
「お前ら、ちゃんと学校に来いよ!」
と説教するのと同じです。なんの効果もない。