関西地方もやっと梅雨入りしました。
子供の頃の梅雨は涼しさもあり、もっと風情があったように思うのですが、最近は暑いばかりです。
ヨーロッパでも6月にもかかわらず、猛暑であるようです。
ドイツやポーランド、チェコなどでは最高気温が38℃を超えて、フランスは40℃を超えるかもしれないとか。
猛暑のためなのか、もともと脱ぎたがりなのか、ドイツでは過激な「ヌーディズム」活動が盛んになっています。
初めて知ったことなのですが、ドイツでは
法的には、誰かが苦情を訴えない限り、公共の場所で裸になることは違法ではない
らしい。
州によってはちがうのでしょう。しかし、ブランデンブルクではおっさんが全裸でバイクに乗っていても“法的”には問題なかったそうです。
美女や可愛らしい少女ならともかく、ボテボテの全裸のおっさんにならば苦情を言うべきでしょう。
ゲルマン民族、先祖返り
もともと、ゲルマン人は裸で暮らしていたので
先祖返りかもしれません。
ローマ帝国のカエサル(シーザー)も『ガリア戦記』の中で、ゲルマン人について、
最も寒い地方でも獣皮以外の衣類は身につけず、獣皮も余りないので体の大部分は裸であり、河で水浴する風習があった。
と記しています。
異例の猛暑でドイツの過激な「ヌーディズム」が全開
2019年6月28日(金)14時00分
カラム・ペイトン<日光浴でのトップレスを注意された女性たちの反発から始まった論争は、ミュンヘン市議会での規則改正発議へと発展>
熱波に見舞われたドイツで上昇しているのは気温だけではない。怒りのボルテージも急上昇中だ。
ニュースサイト「ザ・ローカル」の報道によると、ミュンヘンを流れるイーザル川の川岸で日光浴をしていた女性たちに、1人の警備員がビキニトップを着けろと命じたことで騒ぎになった。女性たちは警備員の指示を拒否して日光浴を続け、他の場所で日光浴をしていた女性たちも次々とブラジャーを外して連帯を示した。
しかし論争はそこでは終わらなかった。ミュンヘン議会で、日光浴の服装に関する市の規定の改正が発議されたのだ。
発議に関わった地元「緑の党」のドミニク・クラウゼは、問題は何かを端的に語る。「男性はトップレスで日光浴できるのに、女性はできないというのはおかしい」
性器さえ覆えば
最終的に、日光浴のときの服装に関する規定は、男女とも「性器を完全に覆わなければならない」という文言で、事実上トップレスを容認する形で改正された。
ここ数日、ヨーロッパ中央部は熱波に見舞われている。6月26日の英BBCの報道によると、ドイツやポーランド、チェコで6月としては過去最高の気温を観測した。ミュンヘンでの気温は31.7度まで上がった。パリの気温は45度に達するという予報もある。
おかげでドイツは、国中が高温によるトラブルに見舞われている。高速道路「アウトバーン」では、高温によって道路がゆがむおそれがあることから、減速運転の指示が出されている。
ドイツ北岸のバルト海沿岸にある人気の観光地ロストックでは、高熱で鉄道の線路が歪んでしまった。線路の敷設業者が派遣されて、被害の修復にあたっている。
他にも、ブランデンブルクでバイクに全裸で乗っていた男性が制止されたことで、公共の場所で裸になることの是非をめぐる議論がヒートアップ。警察は後に、バイクの男性は法律に違反してはいなかったと発表した。法的には、誰かが苦情を訴えない限り、公共の場所で裸になることは違法ではないからだ。
ドイツには裸体主義、あるいは「フライエ・ケルパー・クルトューア(FKK)」という言葉があり、公共の場でヌードになることは抗議やその他の重要な意思表示の手段になっている。こうしたヌーディスト文化のルーツは19世紀後半にまでさかのぼり、結核やリウマチの治療に効果があると信じられていた。
欧州で猛暑 ドイツやチェコで史上最高、フランスは「命の危険」
2019年06月27日
ヨーロッパ各地が猛暑に見舞われている。ドイツやポーランド、チェコでは26日、最高気温が38度を超えるなど、6月の観測史上最高を記録した。この猛暑は今後数日間続き、さらに気温が上昇する可能性がある。
フランスやスイスなど複数の国では、27日にも、40度を超えるとみられている。
気象学者によると、北アフリカから押し寄せる熱波により、ヨーロッパ各地で気温が急上昇した。
フランス当局は、生命に危険が及ぶレベルだと国民に警告している。アニエス・ビュザン保健相は26日、政府が大げさに騒ぎ立てているとの批判を一蹴した。
同国では、2003年の熱波で1万5000人が死亡。政府は対策が不十分だったとして非難を浴びた。
フランスのほとんどの地域は、4段階ある警戒レベルのうち2番目に高い「オレンジ色」になっており、地元当局が暑さを回避する方法を伝えている。
スペインでは、一部地域で山火事の「重大なリスク」があるとして警戒を呼びかけている。
最高気温を更新、38度超えもドイツ東部ブランデンブルク州コシェンでは26日、同国の6月の気温としては最も高い38.6度を記録した。
ポーランド・ラジンでは38.2度、チェコ共和国・ドクサニでは38.9度と、それぞれ最高気温を更新した。
フランスやスイスの一部地域でも、観測史上で最も高い気温に達した。高地のアルプスでさえ、30度を記録した。
気象学者は、この熱波は今後数日にかけて強まる見通しだと警告している。スペイン北部の一部では、28日にも45度に達する恐れがある。
一方イギリスでは、ロンドンなどの一部地域で29日に30度を超えると予想されているが、過去最高を更新するほとではないとみられる。
休校や運転制限異例の熱波の影響はさまざまに出ている。
フランスでは、一部の学校がテスト期間を延期したほか、休校になったところもある。また、パリやリヨンを含む複数の都市では、大気汚染の影響を減少させるために車の運転を制限している。
気候変動との関係は
1つの事象を地球温暖化と結びつけることは難しい。
熱波などの異常気象は自然に発生するものだが、専門家は、気候変動が原因で、このような異常気象が今後さらに発生するだろうと指摘する。
19世紀後半の記録を見てみると、産業化が進んで以降、地表の平均温度が約1度上昇していることがわかる。
ドイツ・ポツダムにある気候研究所によると、ヨーロッパで1500年以降、最も暑かった夏の上位5位は、すべて21世紀に入ってからだという。
科学者は、人為的な急速な温暖化は、地球の気候の安定に深刻な影響を及ぼすと懸念している。
(英語記事 European countries set new June heat records)