共産主義者の歴史3「パブロ・ピカソはフランス共産党員でした」

芸術家が、人格者である必要はありません。 結果である作品が素晴らしければそれでいい。 画家に到っては、明らかに良識が欠ける人間が多いぐらいです。 パブロ・ピカソはその典型。 ただし、それを責めることは野暮です。美的な才能にあふれる人間が偏った…

共産主義者の歴史2「宮崎駿の現実無視は酷い」

宮崎駿のアニメは『未来少年コナン』の頃からのファンなのです。 アニメーション監督としては、世界最高と言っても言い過ぎでは無いでしょう。 才能の塊です。しかも爽やかさの中に何となく闇がある。破壊癖とエロチックな闇です。そこがまた香辛料のように…

共産主義者の歴史1 「ナウシカは原始共産制を実現するため、世界を破壊した」

『風の谷のナウシカ』アニメ版と漫画版との違い 一般には知られていないことですが、宮崎駿は共産主義者です。 若い頃には、東映動画労働組合の書記長も務めています。 「書記長」の響きが、いかにも共産主義者です。 私は『未来少年コナン』の頃からの宮崎…

鬼束ちひろが帰ってきた。アルバム『シンドローム』

壊れていた鬼束ちひろ 好きだった歌手が壊れていくのを見るのは辛かった。 鬼束ちひろの曲は、ほとんどを聴いたのですが、 とりわけ『Infection』(=感染)は大好きで、何度聴いたかわからないほどです。 www.youtube.com 『Infection』は、2001年9月7日に…

萩原朔太郎の詩は、春が旬

萩原朔太郎は狂気を制御できた人 まだ桜は咲いていない時期です。 しかし、木々を見ればもう準備している様子。 こんな時には、心がざわざわします。 気分が安定しないときには、より不安定な人を見ると安心するようです。 萩原朔太郎の詩に「櫻(桜の旧字体…