東方正教会では、神現祭と呼ばれる儀式があります。
1月19日に行われる。
神現祭は、正教会の祭であり十二大祭のひとつであり、イエス・キリストの洗礼を記憶することから主の洗礼祭とも呼ばれています。
昨年2017年は、ロシア革命から100年。
共産主義革命では宗教は否定されていました。カール・マルクスが「(宗教は)民衆のアヘンである」として批判したからです。
正教会の建物は爆破され、聖職者も粛清や流刑などの弾圧を受けました。
しかし、共産主義国家ソビエト連邦70年間の弾圧の間も東方正教会への信仰は消えることはなかったのです。
宗教、神が人間にとってどれほど大きな意味を持つのかを証明する出来事です。
巨大な権力を持つ、独裁者プーチンさんであっても、神(キリスト教なのでGod)を無視することはできない。神の同意なしには権力を維持できないのです。
それにしても、マッチョな大統領は絵になります。
自身のガタイの良さをアピールしていると同時に政権の盤石さを誇示しているのです。
大寒の深夜 プーチン大統領が湖で神現祭の禊
2018年01月19日 15:44(アップデート 2018年01月19日 23:51)
プーチン大統領は昨日、18日、サンクトペテルブルクでの作業スケジュールを終えると、トヴェリ州の男子修道院へと向かい、セリゲル湖の水に入って、神現祭の禊(みそぎ)を行った。ペスコフ大統領府公式報道官が記者会見で明らかにした。
スプートニク日本
ロシア正教では今日、1月19日は神現祭。預言者ヨハネがヨルダン川でイエス・キリストに洗礼を施したことを祝う。この日はあらゆる水に霊験あらたかな力が宿ると信じられており、敬虔な正教徒は氷を割って、川や池、湖に入り、身を清める。この日は日本の大寒にあたる「神現祭の極寒」と呼ばれ、統計上は一年中で一番寒い日とされている。
ペスコフ報道官によれば、今年の神現祭はロシア中央部では「神現祭の極寒」は見られなかったため、プーチン大統領が禊を行った湖付近では、深夜、気温はマイナス6-7度を下回ることはなかった。
プーチン大統領の神現祭の禊についてペスコフ報道官は、すでにここ数年、欠かさず続けられていると語った。
ロシア正教では今日、1月19日は神現祭。預言者ヨハネがヨルダン川でイエス・キリストに洗礼を施したことを祝う。この日はあらゆる水に霊験あらたかな力が宿ると信じられており、敬虔な正教徒は氷を割って、川や池に入り、身を清める。