今日も憂鬱な朝鮮半島30 「スリーパーセル」の存在は、世界の常識です

2月11日の『ワイドナショー』、国際政治学者の三浦瑠麗氏が発言した「スリーパーセル」について。

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「スリーパーセル」とは、平時には敵国内に潜入しており、指導者(この場合、金正恩)が暗殺された場合、外部との接触を一切断って、都市部にテロ攻撃をしかける分子のことを指します。

細菌攻撃、化学攻撃、インフラへの攻撃など今の日本の社会にはいくらでも襲撃方法があります。

 

その発言に対して、

在日コリアンに対して「彼らに対する差別や偏見を助長するなどと指摘するツイートもあった」とか。

いまだにこんな話をしている日本人の呆け方は筋金が入っています。

それとも意図して、発言を潰そうとしているのか。

 

世界の軍事作戦について少しでもかじったことがある人間なら「スリーパーセル」など常識です。

また、金正恩の立場になって考えてみれば明解です。日本やアメリカから攻撃があれば必ず報復手段を検討しています。その方法として最も簡単なのが、日本国内に潜入させた工作員によるテロです。

 

オウム真理教のサリン事件の際、アメリカ海兵隊が真っ先に東京へ調査しに来ました。

化学兵器サリンをあれだけの大規模な対象の人間に使用したのは、世界で初めてだったからです。彼らは常時テロに備えているので、海外でのテロ行為からも学ぼうと必死なのです。

 

あの規模の事件が、同時に数カ所の大都市(東京、名古屋、大阪、福岡など)で発生すれば日本社会は大混乱し麻痺してしまいます。

そして、細菌兵器や化学兵器は日本人だけを襲うのではありません。在日コリアンに対しても同じような苦しみをもたらします。

www.huffingtonpost.jp

三浦 もし、アメリカが北朝鮮に核を使ったら、アメリカは大丈夫でもわれわれは反撃されそうじゃないですか。実際に戦争が始まったら、テロリストが仮に金正恩さんが殺されても、スリーパーセルと言われて、もう指導者が死んだっていうのがわかったら、もう一切外部との連絡を断って都市で動き始める、スリーパーセルっていうのが活動すると言われているんですよ。

 

東野 普段眠っている、暗殺部隊みたいな?

 

三浦 テロリスト分子がいるわけですよ。それがソウルでも、東京でも、もちろん大阪でも。今ちょっと大阪やばいって言われていて。

 

松本 潜んでるってことですか?

 

三浦 潜んでます。というのは、いざと言うときに最後のバックアップなんですよ。

 

三浦 そうしたら、首都攻撃するよりかは、他の大都市が狙われる可能性もあるので、東京じゃないからっていうふうに安心はできない、というのがあるので、正直われわれとしては核だろうがなんだろうが、戦争してほしくないんですよ。アメリカに。

 

こうした三浦氏の発言に対し、Twitterを中心に反発の声が上がった。「根拠を示すべき」「根拠がない」と発言内容の信憑性を疑う投稿が相次いだ。また、三浦氏が直接在日コリアンに言及する場面はなかったが、大阪には在日コリアンが多く暮らすことから、彼らに対する差別や偏見を助長するなどと指摘するツイートもあった。

北朝鮮の拉致を認めなかった「一流」メディア

1970年代から1980年代にかけて、100名以上の日本人が拉致されました。そしてその活動には日本に潜入した工作員が関わったことは、はっきりしています。

 

ところが日本の報道機関が、拉致問題は北朝鮮の犯行であると認めるまで長い時間がかかりました。2002年に小泉純一郎元首相が訪朝するまで認めなかったのです。

犯人自身が「俺がやった」と言うまで、多くの証拠は無視されていました。

なおかつ、金正日は「俺のところの若い衆が勝手にやったことだ。処分しといたから」とまったく反省していなかったのです。

 

長い間、北朝鮮が拉致に関与している証拠が山積みにされていたのに、日本国内の「一流」メディアである朝日新聞社をはじめとするTV局は、ほとんど北朝鮮犯行説を無視していました。

 

今回、三浦瑠麗氏が発言した「スリーパーセル」も同じように無視しようとするか、けしからん報道として潰そうと悪意をもってマスコミは報じています。

拉致事件と同じように、「スリーパーセル」のテロによって数万人が死傷し被害者が出てから、やっと事実を報道をするつもりでしょうか。

情けなさにめまいがします。