南北首脳会談が行われました。
やたらと愛想笑いをする韓国の文在寅大統領。
太り過ぎで、少し歩いただけで肩で息をする北朝鮮の金正恩。
あの映像から、南北朝鮮の平和につながると考える人は、どうかしています。
どう見ても、ボスとその舎弟の会合です。
それにしても、金正恩に関して日本のTVのほとんどが批判しない姿勢に、情けなくなりました。
あの異常に肥満した男は自国民を大勢餓死させ、自分のみが飽食を続けてあの身体になっているのです。
また、何万人という批判者を政治収容所に送り込み拷問死させている。
あの醜い姿を何故、痛罵しないのか。
日本人なら拉致された大勢の同胞のことを思い、怒りを発する時です。
憤るべき時に憤怒しない人間は、愚か者です。
これはヘイトでも何でも無い、誇りある人間の態度です。
ただし、朝鮮半島はいつもこんな状態なので、日本は注視しながらまともに関わらないことが必要なのかもしれません。
それよりも恐ろしいのは、トランプ大統領の動向です。
いつものようにTwitterでつぶやいていました。
27日朝(日本時間27日夜)、
- 「ミサイル発射や核実験の激しい1年のあと、南北の間で歴史的な会談が行われている。よいことが起きている」
- 「時間だけが教えてくれる」
- 「朝鮮戦争が終わる。アメリカとそのすべての国民は今、朝鮮半島で起きていることをとても誇りに思う」
- 「私のよき友人である中国の習主席が、アメリカのために特に北朝鮮との国境において果たしてくれた偉大なる助けを忘れないでほしい。彼なしでは、より長く、険しい道のりだっただろう」
などと、どちらかと言えば「朝鮮半島で勝手に解決すればええやん」とも受け取れる内容の発言をしています。
面倒くさいことが嫌いでトリッキーなトランプ大統領ならば、米朝会談で、
「アメリカはこれ以上関与しないので、朝鮮半島内と周辺国で自由にやって下さい」
などと言い出しかねない。
これが日本国にとって最も恐れるべき事態です。
「南北共同宣言」は在韓米軍の撤退を意味する
南北共同宣言と銘打っていますが、北朝鮮の主張をそのまま取り入れただけでした。
しかも、「完全な非核化を通じて核なき朝鮮半島を実現」とは在韓米軍の撤退を約束したとの意味です。
「北朝鮮の非核化」ではなく「核なき朝鮮半島を実現」ですから。
- 完全な非核化を通じて核なき朝鮮半島を実現。 年内に朝鮮戦争の終戦宣言を行い、休戦協定を平和協定に転換するため南北米または南北米中の協議を進める。 偶発的な軍事衝突を防ぐための平和水域を設ける
- 北朝鮮の開城(ケソン)に南北共同連絡事務所を設置
- 文在寅大統領が秋に平壌を訪問
- 両首脳は定期的な会談と電話協議で懸案を随時協議する
- 離散家族の再会を進める