今日の中国92 ヘリ墜落で台湾参謀総長ら8人死亡。事故なのか?落とされたのか?

嫁のばあちゃんの話です。

家族全員で遠方の旅行に出るときには、2台の自動車に父親と分かれて乗るように指示していたとか。

なぜなら、たとえ1台全員が事故死しても、残りの人間で葬式など事後の処理ができるから。

うーむ。リアルすぎる話。

リアリストの嫁の祖母はやはりリアリストでした。

 

1月3日、台湾軍ヘリが墜落し、参謀総長と軍幹部の計8人が死亡しました。

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墜落したヘリ

何故、重要人物がまとめて乗ったのか。

危機管理が嫁のばあちゃん以下です。

 

台湾総統選挙は1月11日に行われるのですが、選挙を控えて不吉な悲劇です。

(独立派の)民進党の蔡英文が有利と伝えられている中での出来事。

香港でのデモが世界中に発信されて、中国の一部になればどんな目に合うのかを目の当たりにした台湾人が危機感を持ったようです。

 

そんなときに今回の災難です。

単なる事故なのか、中国などの反台湾独立勢力の揺さぶりなのか。

結果として、一番得をする者が犯人でしょう。

www.sankei.com

台湾空軍ヘリは墜落、参謀総長ら8人死亡 蔡総統は対策センターへ

2020.1.2 16:24国際中国・台湾

台湾・蔡英文政権

 【台北=田中靖人】台湾空軍の多用途ヘリUH60Mが2日、北東部・新北市烏来区の山中に墜落した。国防部(国防省に相当)によると、同機には沈一鳴(しん・いつめい)参謀総長ら軍幹部10人を含む13人が搭乗しており、沈氏ら8人が死亡した。5人は生存が確認されたが、けがの程度は不明。

 

 国防部によると、同機は旧正月前の部隊慰問のため同日午前7時54分、台北市の松山空軍基地を離陸し、北東部・宜蘭県に向かっていたが、同8時7分にレーダーから機影が消えた。視界は良好だったといい、事故の原因は分かってない。

 

 墜落を受け、蔡英文総統は南部での視察や11日投票の総統選に向けた選挙運動を中止。救難状況の報告を受けるため、国防部が対策センターを置いた宜蘭県に向かった。

 

 米国は2010年1月にUH60M60機の売却を決定。台湾では空軍と陸軍のほか、内政部(内務省)が救難ヘリとして運用している。