サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派)恐るべし
トランプを大統領にしたのは、サイレント・マジョリティ(物言わぬ多数派)だと町山智浩(カリフォルニア州バークレー在住の映画評論家)は書いています。
この人は難しいことを言わずに、わかりやすくアメリカの実状を描き出しています。
今回の選挙におけるサイレント・マジョリティの中身は、有色人種を差別する白人のブルーカラーだと。
トランプが差別的な発言をすればするほど、インテリの集まりであるマスコミが叩けば叩くほど、彼らは、
「よくぞ、私達の本音を言ってくれた」と支持したのです。
ただし、町山智浩は、トランプが大統領本線に出馬できても、勝てる見込みはないと書いていました。(2015年11月)
理由として、
オバマ元大統領は、6年間連続で失業率を減らした。雇用が増えている政権の政党が大統領選挙で負けたことは過去にないから、としています。
結果は、トランプの圧勝でした。
データを無視した大番狂わせだったのです。
民主党支持者や民主党寄りの白人が投票しなかったか、トランプに入れたかのどちらかでしょう。
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アメリカの白人は、基本的に有色人種を差別しているのではと感じます。
これはヘイトではありません。
アメリカ人の歴史は、勝手にアメリカ大陸を「発見」し、原住民を殺し続けて、占拠した土地に奴隷としての黒人を輸入し、酷使したことで繁栄しました。
つまり有色人種を差別し、虐殺し、奴隷化したのです。
それの延長に、現在のアメリカ合衆国があることは否定できない事実です。
インテリや社会的地位のある人は、レイシスト(差別主義者)と呼ばれると仕事にならないので、我慢しているだけです。
世界中で反トランプのデモの愚かさ
こんなデモはやめたほうがいい。
世界中の白人達の中にある、サイレント・マジョリティの怒りの炎に油を注ぐようなものです。
ましてや、まともなアメリカ人なら、よその国の連中が、自国の正当な選挙で選ばれた大統領を非難するのは許せないでしょう。
やればやるほど、トランプの人気が上がるのでは。