こんな「義人」?が今時いるとは
滋賀県東近江市立小学校の教頭(50)が、3件の強要未遂容疑で逮捕、起訴されました。
産経新聞(2017.2.26)より
この教頭は、目を付けた女性が不倫をしている現場や行動を記録して、
「ご主人にバレると、きっと終わっちゃいます」などと脅していたらしい。
起訴されたのは3件だが、その他にも50~100件ほどの女性のデータが残っていた。
ところが、この男の脅迫は、普通であれば、金銭や肉体関係を強要するなどが 目的になるのにそうではないらしい。
本人の動機は、
「不倫は、いけないことなのでやめせようと思った」
「不倫を止められるのは自分しかいない」
だとか。
供述が本当だとすれば、ある意味「義人」です。
価値観の混乱は時代によって発生する
かつて不倫は犯罪でした。
日本でも姦通罪があり、夫のある妻とその相手に適用されました。
1880年から1947年まで有効でした。
韓国は、2015年に廃止。
なんとアメリカ合衆国では、現在でも21州に姦通罪があるとか。
イスラム教圏のアフガニスタン、イラン、パキスタンでは死刑に相当し、しかも石打ちの刑にあいます。
半身を地面に埋められて、群衆に石を投げつけられて殺される刑罰です。簡単に死ぬことがないので、酷く苦しみます。
下の動画はサウジアラビアでの石打ちの刑の様子。
心臓の弱い方は閲覧注意。これは痛い。
教頭の職場での評価は非常に良かったそうです。
「悪いことに対してはっきりと怒ることが出来る人。真面目で、子供たちにもしっかり指導できる先生だった」とのこと。
うーむ。確かに「良い人」かも知れない。
人の価値観はそれぞれです。
現代の日本社会において、ここまで偏執的になるのは、特殊な性癖と呼べるかも。
不倫は背徳感があるから燃えるらしい。
何となく渡辺淳一の小説を読み返したくなりました。