北方領土は国際法上明らかに日本の領土です。
しかし、国際社会の現実は、実行支配している国がその領土の持ち主になるのです。
ロシアが樺太(ではないサハリン)と北方領土をむすぶための光回線を敷設し始めました。
プーチンさんを含めて、ロシア人にとっては、すでにロシア領なのです。
日本が「北方領土を返還せよ」と言い続けることに意味はあるのですが、本当に取り返したいならばロシアと戦争する覚悟が必要になります。
「戦争は嫌だが領土は返してほしい」のような甘えた言い分がロシアに通じないのは、歴史が証明しています。
プーチンさんの本音も「うちと戦争して勝ったら、返してやってもいい」です。
戦争する覚悟あってこその領土交渉なのです。
日本、ロシアに抗議 クリル諸島へ回線敷設 c Sputnik / Andrey Shapran
2018年06月10日 20:07短縮 URL146
クリル諸島(北方領土)に光回線を敷設する作業を開始するとロシアから通告を受けた日本外務省は、ロシア側に抗議した。産経新聞が報じた。
外務省は、「大規模なインフラ開発は北方領土に関する日本の立場と相いれず、遺憾である」としている。
サハリン・北海道つなぐ鉄道敷設 日本は提案具体化を期待
ロシア政府は今週始め日本の海上保安庁に、10日からサハリンと南クリル諸島を結ぶ光ファイバー回線の敷設作業開始を通告していた。
海上保安庁はこれを受け、近くを航行する船舶に注意を呼びかけた。ロシア政府系の大手通信会社「ロステレコム」のオセーエフスキー社長は1月、2019年までに敷設作業を完了させる予定だと明らかにしていた。
G7サミット合意も「無駄話」扱い
カナダで開かれたG7サミットでは、ロシアが他国の民主主義を損なわないように合意されました。
しかし、プーチンさんに言わせると根拠のない無駄話だそうです。
G8から排除され、経済制裁を受けても妥協するどころか「言いたいことがあるのならモスクワに来い」と凄んでいます。
こんな輩に北方領土を返還する意思があるはずがないのです。
カナダで開かれた主要7カ国首脳会議(G7サミット)がロシアに他国の民主主義を損なう行為をやめるよう求める合意文書をまとめたことについて、「根拠のない無駄話はやめ、本当の協力のため具体的な問題に取り組むべきだ」と反発した。
────────
現G7の7カ国は、ロシアが2014年3月にウクライナ南部クリミア半島に軍を派遣し、一方的に併合した直後、当時ロシア国内で予定されていたG8首脳会議のボイコットを決定。ブリュッセルでG7首脳会議を開いて、ロシアを排除した経緯がある。プーチン氏は「拒絶したのは彼らだ。(戻ってくるなら)どうぞ、喜んで全員とモスクワで会う」とも話した。