今年の夏は、あまりゴキブリや蚊を見ません。
良いことなのですが、どこに隠れているのでしょうか。
フマキラーとアース製薬の株価が下落しています。
6月末から8月初旬にかけて、
フマキラーは2050円だったのが、1606円に。
アース製薬は5600円だったのが、4890円に。
夏場、殺虫剤会社は稼ぎ時なのです。しかし、この酷暑が災いしました。
何故?
暑すぎて蚊やハエ、ゴキブリなどが活動不可能になっているからです。
35℃を超えると虫たちも暑さにバテてしまい、動けない。
虫も活動できない最中に仕事を続けている日本人は、タフとしか言いようがない。
アース製薬の社長は、お盆過ぎの残暑の需要拡大を待っています。
「夏バテ気味の蚊の『復活』を待ちたい」などと一般人とは違った期待をしているとか。
さすがに、ゴキブリも『復活』してゾロゾロと活動してほしいとは言えなかったようです。
(内心では思っているはずです)
猛暑で蚊も夏バテ? フマキラやアース製薬、大幅減益
企業決算 ヘルスケア
2018/8/8 16:39
猛暑で蚊も夏バテ――。殺虫剤大手が異例の暑さによる需要低迷に苦しんでいる。
フマキラーが8日発表した2018年4~6月期の連結決算は、純利益が3億1400万円と前年同期比73%減った。6月は例年より気温が高く、蚊の活動量が低下。主力の殺虫剤の販売が苦戦した。
売上高も5%減の138億円と、4~6月期としては6期ぶりに減収となった。佐々木高範取締役は「過去にない気温上昇で、先行きも読めない」と7月以降の業績へのダメージを心配する。
アース製薬も6日に発表した18年1~6月期連結決算で、純利益が前年同期比35%減の40億円だった。殺虫剤では蚊・ハエ用だけでなく、ゴキブリ用も低迷した。
両社の株価にも夏バテ感が漂う。フマキラ株は8日午後1時の決算発表を受け、一時前日比7%安の1606円まで急落。約1年3カ月ぶりの安値をつけた。アース製薬株は決算発表翌日の7日に一時10%安の4890円まで下げ、約1年6カ月ぶりの安値に沈んだ。
一方、両社ともに通期で増収増益を見込む予想は据え置いた。アース製薬の川端克宜社長は「夏バテ気味の蚊の『復活』を待ちたい」と残暑の需要拡大に期待をかけていた。