米国 キューバ米大使館、中国広東省広州市米領事館。マイクロ波攻撃を受ける

キューバ米大使館の外交官が原因不明の聴覚障害に悩まされています。

f:id:ha-kurehanosatosi:20180907155303j:plain

26人が被害を訴えて、そのうち21人がマイクロ波による脳損傷を受けています。

また、中国広東省広州市の米領事館でも同じ被害を受けた外交官がいるとか。

 

同じ共産国での出来事なので偶然とは思えません。

マイクロ波攻撃とは電子レンジを対人使用すること

大型の電子レンジを対人用に使用する兵器は、米軍がすでに兵器化しています。

動画で紹介されているのは巨大なマイクロ波発生装置です。


暴動鎮圧用の電磁波兵器をアメリカ軍が公表

約500mの遠距離から、外傷を負わせることなく暴徒鎮圧ができます。

 

死亡にまでは至らないがマイクロ波を身体に浴びことで、皮膚下に50℃近い高温が発生し、熱さのためその場にいられなくなります。

 

今回大使館で使用されたのはこのような大型のものではなく、携帯式でしょう。

大型であれば、いくら敷地外であってもすぐにバレてしまい、不法行為を糾弾されます。

 

マイクロ波のフレイ効果が利用されたと発表されています。

これは、マイクロ波をパルス波形にして人に照射することで、頭の中から発せられたような音が聞こえる現象で、直接脳にダメージを与えるものです。

 

米軍がすでに開発している兵器を、中国やロシアなどが開発・所持していない筈はありません。

諜報活動をする大使館への攻撃

一国の外交官が他国内にある大使館に駐在することは、諜報(スパイ)活動を行うのが前提になっています。

いわば、公認のスパイなのです。

 

第二次大戦中、ユダヤ人にビザを発給して出国させたリトアニア大使、杉原千畝は人道主義者のように思われていますが、彼は日本とロシア(当時はソ連)の二重スパイだったとの説もあります。

 

大使館や領事館は他国にあってもその敷地内は治外法権なので、基本的に何をしても構いません。

しかし、スパイ活動を行っている外交官を放置して、自国の情報が奪われてしまうのを静観するのは国益を大きく損なうことです。

 

そこで、敷地外から大使館員に(秘密裏に)攻撃をしかける方法が考えられたのです。

www.sankei.com

2018.9.3 09:47

在キューバ米大使館員の体調不良は「マイクロ波攻撃」が原因か 米紙報道

 

 【ワシントン=加納宏幸】キューバの首都ハバナにある米大使館の外交官らが聴覚障害などの体調不良を訴えた問題で、米ニューヨーク・タイムズ紙は2日、外交官らはマイクロ波による攻撃を受けた可能性が強まっていると報じた。マイクロ波が脳内で音を知覚させる「フレイ効果」と呼ばれる現象が利用された疑いがあるという。

 

 ハバナの米大使館では2016年秋頃から原因不明の聴覚障害を訴える外交官らが出始め、軽度の外傷性脳損傷と診断された者もいた。国務省はこれまで計26人が被害を受けたと発表。同紙はうち21人を診察した医療チームの代表者の話として、脳損傷はマイクロ波が原因であるとの見方が強まっていると報じた。

 

 米政府は何らかの「音響攻撃」を疑い、キューバ政府の協力も得て調査を続けてきたが、原因の特定には至っていない。中国広東省広州市の米総領事館でも軽度外傷性脳損傷と診断された外交官が出ていた。

 

 マイクロ波は電子レンジなどに使われるが、同紙によると冷戦期に旧ソ連が心理戦のための兵器化を検討し、米国でも研究が行われた。数ブロック先からでも照射することができ、携帯式か車載式の器具が使われた可能性があるという。