ある仕事で、1周間ほど、サイパン島にいたことがある。
かなり昔の話なので、現在の状況とは違うと思う。
当時サイパン島は、アメリカ自治領だったので、
近所のスーパーにあるものは、アメリカ人仕様だった。
アメリカ人は甘いものの食べ過ぎだ。
このことは『ルポ貧困大国アメリカ』堤 未果著 岩波新書にも書かれている。
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岩波新書なので、かなり偏った内容だけれど、
アメリカの貧乏人が甘いモノばかり食べているのは事実。
サイパン島も現地の人は、デブばかりだった。
現地の尋常ではないデブな人に、自動車で送ってもらいながら片言の英語で話をした。
日本に行ったことがあるらしい。
何をしたのかを聞くと、風俗だった。
おもてなし力満点の、日本風俗嬢のサービスについて、
身振り手振りを交えながら、喜々として話をしてくれた。
結構、うんざりしたが。
話はそれるが、高級中華のレストランでラーメンを頼んだら、
どう見ても、日本製のインスタントラーメンが出てきた。
10ドルぐらいしたと思う。当時のレートで1000円以上だ。
ボッタクリである。
スーパーにて、軽い食品を探す。
パンの棚に行った
パンの種類も貧相で、甘そうなものばかりの、日本人には向かない食べ物だった。
せっかくここまで来たのだから、変わったものが欲しくなり、清涼飲料水売り場に向かう。
アメリカ製の清涼飲料水があった。
「おっ。何だこのcherry Cokeと書いてあるコーラは」
さくらんぼの絵が側面に描かれている。
日本では見たこともない。
好奇心から買った。
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のどが渇いていたので、ホテルの部屋に帰って、一気に飲む。
謎の液体を入れられた身体が、拒否反応を示した。
甘い、甘すぎる。
脳が溶けるのではと思った。
『コーラ白書』世界のコーラ編 中本晋輔+中橋一朗著 P20中段にある。
懐かしいデザイン。と言いたいところだが、少し違う。
数十年前のことなので、記憶が変化したようだ。
上記の写真も、最新のピーチコークの缶だ。
『コーラ白書』の著者は、高評価している。
ただし、「暴力的なまでのフレーバー」と表現されていた。
そう、あの甘さは「暴力的」だった。
日本製のチェリーコークは、少しマシらしい。
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