今日も憂鬱な朝鮮半島4 8月15日の日経新聞春秋。平和ボケの酷さに「心がざわつ」く内容。

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"北朝鮮からミサイルが飛んできた時の日本の様子"を描いたイラストが「風刺が効いている」と大反響! : ガールズ速報 がるそく!

 

 2017/8/15付日経新聞の春秋を読み、「心がざわつい」てしまいました。

アメリカと北朝鮮のやり取りを、ここまで他人事のように書いていいのは、北朝鮮のミサイルが届かないヨーロッパの国々ぐらいです。

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すでに戦争は始まっているのに・・・

旧日本軍が科学的思考を組織のクセとせず、「必勝の信念」「戦機は熟せり」などの空虚な文句で破局に導いたとの指摘を、そのまま春秋の筆者に返したい。

 

列島が満たされている鎮魂の祈りだけでは、戦争に勝てないのですよ。

 

私は広島で少年時代を過ごしました。

小学校の先生には、原爆の被爆者が大勢いました。

 

いわゆる、「平和教育」を小中高と12年間学びました。

しかし、大人になって「平和教育」が現実の世界では、何の役にも立たないことを思い知っています。

 

トランプ大統領と北朝鮮とのやり取りを、まるで他人事のように、「我が国が対応を考えるいとまもなく、事態に巻き込まれることだってあるかもしれない」と書く神経に驚きを覚えます。

平和ボケもここまで極まると滑稽としか思えません。

 

「事態に巻き込まれる」とは、寝ぼけながら書いたのでしょうか。

すでに、日本国民は戦争の“当事者”です

 

日経新聞も含めて日本のマスコミは、北朝鮮が、ただの脅しでミサイルを我が国の排他的経済水域に打ち込んでいるとタカをくくっているのです。

 

彼らは本気です。

彼ら、正確には金正恩は、日本からアメリカ軍がじわじわと撤退して、防衛力が弱まるのを待っています。

 

いずれ丸腰になるでしょう。その時には、都市が核攻撃の標的になります。

 

日本本土に落とすことは無いだろうと、「平和ボケの信念」と「対話で解決」などの空虚な文句で日本国民を油断させるのはやめて欲しい。

「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」では戦争もミサイルも防げない

私は、家族が広島に居住する者として、はっきりと広島県の知事に言いたい。あの碑をどけてから、自衛隊に地対空ミサイルの支援を要請してもらいたい。

「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」の祈りでは、ミサイルを防げないと断言してから、要請すべきです。

「いいや、祈りで防げる」と言うのなら、科学的根拠を示して欲しい。

そうでなければ、命がけで戦う自衛隊員に失礼な話です。

元寇の頃とあまり変わらない認識なのか

かつて、元と属国である高麗による元寇が、1274年と1281年に2度行われました。

結果、武士達の奮戦によって日本は守られました。

神風ではないことが、最新の研究でわかっています。

 

しかし、元寇後、朝廷や寺社は、武士達の軍事力や奮戦ではなく、自分達の祈りが敵を追い返したのだと、真剣に主張しました。幕府は彼らの対応に困り果てました。

今の日本のマスコミの主張は、これとほとんど同じです。

 

日経新聞、春秋の筆者が書いているように「空虚な文句」で「破局に導」かないように切に願うものです。