731部隊の集合写真
8月13日に報道された、NHK『731部隊の真実 ~エリート医学者と人体実験~』に対して、注釈をしたいと思います。
私は極右でもネトウヨでもない、普通に日本が好きな日本人です。それ故に、NHKの報道は日本人を馬鹿にしていると思えてなりません。視聴者を、歴史を知らない無知な人間となめているのでしょう。
ハバロフスク裁判について
ソビエトでの裁判は、はっきり言って台本通りのヤラセです。
ソビエト国内でも裁判といえば、拷問と「正しい証言」の繰り返しだったのは、ソビエト体制を知っている人ならば周知の事実です。
ちなみに、ハバロフスク裁判はたった6日間で終わりました。
6日間!小学校の学級会ではありません。ふざけた裁判期間です。
そのことを知りながら、とぼけて「新しい事実が見つかった」などと言っているのは、確信犯的なNHKの手法なのでしょう。
拷問して、検察側の言うとおり発言しているだけなのです。
自分の意見を言えば、また拷問されます。もちろん、弁護側も形だけです。
そして証言。拷問、「正しい証言」の繰り返しで、NHKで報道されたような、判で押したような被告の発言があるのです。
明らかに不自然な証言です。
東京裁判での検事と弁護士、被告達のやり取りを聞いていれば、その違いは明白です。
アメリカは戦争犯罪国家ですが、ソビエトと比べると、やはりまともさが際立っています。
731部隊は満洲の防疫給水部隊だった
はっきり言って、731部隊は実在した部隊です。風土病の多い満洲に対する防疫給水のために設置されました。もちろん戦争中ですから、細菌戦の研究もしていました。
だからと言って、ソビエト連邦での裁判の証言テープを元に、あそこまで露悪的に作り込むNHKの姿勢には首をかしげます。
そもそも、両者の意見を聞くつもりも、公表するつもりもありません。
地下に潜った妖怪が、再びTV上に現れた様に感じました。
NHKの受信料を払ったうえに、立腹しなければならないのは、なんともやりきれない気持ちになります。