共産主義者の歴史7「池上彰は胡散臭い、国際政治に正義はいらない」

池上彰は胡散臭いと思っていたが、やはり胡散臭い。

佐藤優から、対談中に池上彰は「労農派」であると断言されていました。

それに対して、違うとの反論は全くありませんでした。

つまり、共産主義者とみなしていいのでしょう。

Wikipedia「労農派」より
労農派(ろうのうは)は、戦前の非日本共産党系マルクス主義者集団。1927年創刊の雑誌『労農』に依ったので、こう呼ばれる。

やたらと、資本論をありがたがっている理由もわかります。

まるで、カール・マルクスを宗教の教祖のようにとらえています。

あーありがたい、ありがたい。マルクス様は大したもんだと繰り返し書いています。

 

そんなことはないと言う人もあるかもしれません。しかし、彼の資本論に対する賛美は、著者であるマルクスへの信仰によるものとしか表現できないのです。

しかも、平和ボケ国家日本の共産主義者にありがちな、おめでたい、お花畑が脳内に咲いている共産主義者です。

日経新聞2017.9.18より「若者たちへ」に驚く

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この文章は全文を読む必要もありません。

興味がある方は、図書館ででも読んでください。

 

ドイツのメルケル首相を「差別を許さず正義を貫く」人として褒めちぎっています。

その理由として、ユダヤ人やホロコーストの歴史から学び、難民を受け入れているからとのことです。

 

この文脈から判断すると、難民を受け入れない国は、人種差別をしている国ということになっていまいます。

 

おかしな話です。

彼女が支持されているのは、EUの中で、ドイツが強い経済力を持ち続けている豊かな国だからです。

彼女の「正義感」によるものではありません。

メルケル首相は、ドイツの国益のために働いている

ドイツはEUの中でぶっちぎりの黒字です。

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その経済の安定がメルケルを支え、ドイツの国益のために働いているからこそ、ドイツ国民は支持している。

 

それでも難民についてドイツ国民は、内心くすぶっています。

北朝鮮との交渉には絶対にかかわらないで

そのメルケル首相が、9月10日「もし(北朝鮮との)交渉への参加が求められれば、すぐにでもイエスと言う」と語ったらしい。

 

日本国民の一人として「すぐにでも」ノーと言いたい。

 

交渉に参加してどうするつもりですか。

北朝鮮は、ドイツの首相だからといって遠慮はしません。

全く、恫喝をやめないでしょう。

 

ということは、まさか、日本とアメリカに譲歩するように働きかけるつもりでしょうか。

 

悪夢です。

終いには、日本が北朝鮮を暴発させないため、今後永遠に、経済的な面倒を見たほうが良いとか言い始めそうです。

イランの核開発凍結とウクライナ停戦交渉の顛末

池上彰の文章によると、メルケル首相は、イランの核開発凍結とウクライナの停戦交渉で活躍したらしいのですが、それは事実誤認です。

 

というよりも、池上氏本人も正確なことは分かっているようで、メルケル首相が「大きな役割を果たした」と誤魔化してます。


・イランは、核兵器凍結をする見返りに経済制裁を解除されました

国外の金融資産42億ドルの凍結が解除され、15億ドルに相当する貴金属や自動車関連産業の禁輸が緩和されたのです。

核開発を凍結とは、今後永遠に止める訳ではありません。

あくまでも、一時的なものです。

 

・ウクライナは、クリミア半島と東部をロシアに奪われたままです

もう平和的な解決策では、あの地域はウクライナには戻りません。

断言してもいいです。ロシアの歴史を知っている人には常識ですが、あの国が戦争によって奪った土地を戦争以外で返したことはありません。

また、戦争によって取り返しても、執念深く取り返しにきます。

 

ウクライナの紛争は、昔ならば、大戦争に発展してもおかしくない事件ですが、EUとアメリカが譲歩した、というよりも、ウクライナを見棄てたので、あの程度で収まっているだけです。

メルケル首相、アジアにはちょっかいを出さないで下さい

北朝鮮との交渉にメルケルを入れれば、さらに多くのものを日本は失うでしょう。

これ以上日本を情けない状態に追い込むのはやめて欲しい。

 

そして、池上彰氏に言いたい。

愛と正義が評価されるのは、アニメのアンパンマンの世界ぐらいです。

いや、アンパンマンの世界でも、信念を持った悪党バイキンマンは子供たちに大人気です。子供は本能的に物事を捉えているからでしょう。

 

愛と正義だけが友達の人は、現実世界では遠慮します。