「従軍慰安婦」問題の発端は、朝日新聞社の捏造記事です。
しかも「従軍慰安婦」などという言葉は当時ありえません。
何故なら、従軍~と呼ばれる人達には軍から階級を与えられたからです。
- 従軍僧侶
- 従軍記者
- 従軍カメラマン
- 従軍医師
- 従軍看護婦(従軍看護師)
などがあります。
太平洋戦争後、日本人は徴兵されることもなく、学校でも軍事に関する教育もタブーとされたため、軍隊という組織がどうやって機能しているか忘れてしまったのです。
軍隊は命令によって動く。
これがすべてです。
自分より階級が上の人間の命令は絶対なのです。
そのために、軍人は階級を確認しながら行動します。
平和な社会から見ると非人間的かもしれません。しかし、戦争に勝つことが目的の軍隊では階級による命令が必須なのです。
『ドラえもん』の作者、藤子・F・不二雄は1933年生まれなので、日本陸軍のことをよく知っていた世代でした。
平和ボケした現代日本においてもこの階級を重視している組織が身近にあります。
医療業務を行う組織、病院です。
緊急を要する業務、人命が関わっている業務なので、非日常的な活動を要求される。
医者と看護師が平等な関係であれば、緊急手術などの際、まず話し合ってから術式になります。その間に患者は死に至るでしょう。階級が上である医師の決断に従うしかないのです。
仕事上、看護師や看護師長と知り合う機会がありました。個人的にはとても優しく、誠実で仕事熱心な方が多かった。しかし、組織の中ではやはり病院の階級は絶対でした。良かれと思って意見を言い過ぎて、嫌われることがありました。
その時は理不尽に感じたのですが、よく考えてみるとヒエラルキーに従って行動するよう教育された専門家に、専門外の人間が口を出すことは、ある意味論外なのです。
話を戻します。
従軍~と呼ばれた人々には下士官またはその仕事に応じた階級が与えられました。
そうしなければ、兵士達に指示できないからです。
従軍看護婦がただの民間人であれば、傷病兵に安静にするよう指示することもできません。
同じ理由で、従軍記者も自由に質問することもできない。従軍僧侶は説教することもできない。
つまり、慰安婦に従軍とつけるのはありえないことなのです。
慰安婦はいたけれど「従軍慰安婦」は存在しない、とはっきり言って良いのです。
韓国のゴールポストはどこまでも動く
文在寅大統領が、またゴールポストを動かし始めました。
「慰安婦問題解決についても、加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない」そうです。
ではあの日韓合意で「最終的かつ不可逆的に解決されることを確認」したことはどこへいったのでしょう。
無視するつもりです。
日韓合意された時から予想はしていましたが、このようにあからさまに国同士の約束を無視するのを見ると、呆れる果てるとしか表現できません。
そんな国なのだとこちらが予断してつきあうのが賢策です。
2018.3.1 11:26
【歴史戦】
慰安婦問題「日本が『終わった』と言ってはならない。反人倫的犯罪」 文在寅大統領、独立運動式典で演説 「日本に特別な要求はしない」とも
【ソウル=名村隆寛】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日、日本による朝鮮半島統治下の1919年に起きた「3・1独立運動」の記念式典で演説。慰安婦問題は解決していないとの立場を強調する一方で、日本に対して特別な要求をしない姿勢を示した。
演説で文氏は、竹島問題に先に触れ「独島(トクト)は日本の朝鮮半島侵奪で最初に強制的に占領された地であり、われわれ固有の領土だ」と指摘。「今、日本がこの事実を否定していることは、帝国主義の侵略に対する反省を拒否していることにほかならない」と訴えた。
また、文氏は「慰安婦問題解決についても、加害者である日本政府が『終わった』と言ってはならない。戦時の反人倫的な人権犯罪行為は終わったとという言葉で覆い隠せない」と強調。「不幸な歴史であるほど、その歴史を記憶し、歴史から学ぶことだけが、真の解決である」と述べた。
一方で、文氏は慰安婦問題の解決に向けて「日本には特別な対応を要求しない」とも言明。「最も近い隣国らしく、真の反省と和解もために、共に未来に向かって行きたい」とし、未来志向的な日韓関係を志向する考えを示した。