フランス 何となく痛快な、カルロス・ゴーン逮捕

日産自動車会長カルロス・ゴーンが逮捕されました。

役員報酬を50億円過少申告したとか。

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「コスト・キラー」と呼ばれて、日産の工場閉鎖や7人の1人の人員削減という大幅なリストラを行ったことで有名です。

こんなときに「何となく痛快」なのは不謹慎かもしれません。

しかし、個人的には痛快です。

フランス人は「反骨精神」があるとか

池上彰がTV番組で、

「フランス人は反骨精神があるので、王政や時の政権を変えてきた」

と発言していました。

 

池上彰が言う「反骨精神」とは市民革命のことでしょう。

市民革命がそんなに素晴らしいものですかねー。

散々自国民をギロチンで殺害し、内乱を引き起こしたフランスの歴史。

挙句の果てに、一軍人にすぎないナポレオンを担ぎ出してヨーロッパ中を侵略してまわったのです。

 

第2次世界大戦ではさっさと降伏し、ナチス・ドイツに協力的だったので、

ヒトラーに、

「こんな簡単に終わるのだったら、フランスを攻める必要は無かったな」

などと言われています。

 

そして、ナチス・ドイツの傀儡政権であるヴィシー政権はユダヤ系フランス人約2万人を強制収容所へ送りました。

自国民を迫害したのです。

 

レジスタンスなどほんの一部のフランス人です。

大部分のフランス人は対ドイツ協力者でした。

「反骨精神」が聞いて呆れます。ヒトラーのような独裁者に協力したのです。

池上彰は、フランスの歴史をよく知らずにTVで話しているようです。

世界史の窓 ヴィシー政府より

対独協力とユダヤ人狩り

 ヴィシー政府には休戦協定によって対独協力が義務づけられていた。それはあらゆる面におよんでいたが、特にナチス=ドイツに倣って過酷なユダヤ人政策をとったことは後に大きな問題となった。1942年7月、ヴィシー政府はパリに住む1万3千人のユダヤ人を逮捕し、強制収容所に送ったのを始め、フランス各地で「ユダヤ人狩り」を繰り広げた。また、芸術分野でも反ユダヤ主義やナチ礼賛が強要された。ユダヤ人以外にも、ドイツの労働力不足を補うため、強制労働徴用を実施し、労働者2万5千人をドイツに送った。親ナチ派の自主的な対独協力もあり、6千人の反共義勇軍が組織されて独ソ戦の戦場で参戦している。

その上に、戦争が連合国の勝利に終わると「自分たちは戦勝国民だ」と主張する。

ふざけた話です。

フランスのすべて悪いと言うわけではないが

すべてが悪いと言うつもりはありません。

絵画や文学は結構好きです。

 

しかし、歴史的事実を知ると、かなりずるい国であることは確かです。

政治的な立ち回りが上手なのです。

指導者である政治家が優秀なのでしょう。