今日も憂鬱な朝鮮半島71 韓国のリアルが分かる映画『トンネル 闇に鎖された男』


【予告】トンネル

あらすじ

イ・ジョンスは自動車会社のディーラーである。

ある日、妻と娘の待つ自宅へ向かっていた。

ところが、トンネルに入り車を走らせていると突然の崩落。生き埋めになる。

車内には、バッテリー残量78%の携帯電話と500mlの水2本、娘への誕生日ケーキのみ。

救助隊の隊長キム・デギョンと携帯で会話ができるようになったが、救助は難航する。

すべては、トンネルの手抜き工事によるものだった。

映画はフィクションだが、現実はもっと酷い 

韓国を知るには韓国映画を観るにかぎります。

特にパニック映画は嫌韓な方にもオススメです。

(アマゾンプライム会員であれば無料ですし)

 

ストーリーは常道であり、次から次へとトンネル内の男に絶望的な状況が起こります。

またその原因のすべてがトンネル施工会社の手抜きによるものです。

この設定はパニック映画ではよくあることなのですが、韓国では映画以上に現実がノンフィクションです。

突然、ビルが崩壊したり橋が落ちたりする国ですから。

 

最近では自国だけではなく東南アジアのラオスにダムを作り、やはり手抜き工事で勝手に崩壊しています。

極端な豪雨に見舞われたわけでもなく、なんとなく突然崩れたのです。

9人が死亡、130人以上が行方不明、6000人以上が家を失ったとか。

www.zakzak.co.jp

韓国にはプロ意識の救助隊もいないのか

また、隊長のキム以外ろくでもないやつばかりです。

 

救出作業中に作業員の一人が自らのミスで死亡します。

すると、その母親が泣き女になりながら主人公の妻に対して卵をぶつける。

「お前の亭主の死体を掘り出すために、あの子が死んだのだ」と。

ありえない話です。それだけでもありえないのに、周囲の隊員は制止することもしない。

あれでは、死亡した作業員が浮かばれません。

何よりもプロ意識が皆無です。

 

そして主人公も救出された後、クズのような発言をします。

せっかく、助け出されたのだから感動的に締めてほしかった。

「お前ら全員クソだ」ではね。

あのセリフでは、自身をもクソにしたのと同然です。

 

キム隊長と会話だけしてヘリに乗せるべきでした。

「あんたキム・デギョンか」(2人は名前しか知らなかった)

 主人公をかついだ隊長キム・デギョンが

「ああそうだ」

「小便は冷ましてもまずかったぞ」

「俺もそう思う」

と2人が静かに笑い合う。

こんな結末であれば、かなりレベルの高いパニック映画になったでしょう。

哀しいかな、韓国の現状では倫理的な高さを要求することが無理なのかもしれません。

男の妻ペ・ドゥナは『空気人形』に出演していました

主人公の妻をペ・ドゥナが好演しています。

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この女優さんは日本映画『空気人形』でダッチワイフ役を演じており、美人では無いけれど可愛らしく艶っぽい人です。

田畑智子に似ているかな。

 

ところで、『空気人形』はある意味ホラーな映画でした。

その中でも一番ホラーな見どころは、板尾創路がダッチワイフ(ペ・ドゥナでないただの人形)とSEX(自慰?)するシーンなのです。

「板尾創路って、化け物だな」と思い知らされました。