2017年12月、近畿大学テニスサークルでの飲み会にて、一人の学生が急性アルコール中毒で死亡しました。
ビールを飲んだ後、他の学生にあおられてショットグラス20杯分のウォッカを一気飲みした
とか。そりゃあ死ぬわな。
介抱役の2年生5人と相談を受けた3年生1人は、保護責任者遺棄致死の疑いで刑事告訴されました。
実は近畿大学、サークルでの飲み会では毎年のように事件がおきています。
私がいた30年前からそうでしたから、ある意味「伝統」になっているのでしょう。
急性アルコール中毒により救急車で運ばれるのは可愛い方で、
昔は居酒屋の2階から飛ぶ(本人はスーパーマンになったつもりだったとか)。
店員と殴り合いの喧嘩になり警察のお世話になる。
泥酔して真冬の路上で眠り、凍死しかかる。
などの事件が頻繁に起こっていました。
近畿大学はかなり体育会系
あの大学は昔も今も体育会系です。
そのためなのか、サークルを統括する事務方が怖かった。
(現在はどうなのか知りませんが)
当時弱小サークルに属しており、入学したばかりで会計をさせられることになりました。
ある日、会計報告に行くとなんの落ち度もないのに、強面の先輩に酷く罵倒されました。
まだ10代だったのですっかりビビってしまい、泣きそうになり、ほうほうの体で逃げ出してきたことを覚えています。
会計報告にはまったく問題はなかったので、多分脅かすことが目的だったのでしょう。
今であれば、逆に怒鳴りつけて殴り倒しているのですが。
(それはそれで問題になったでしょう)
近大の悪口のようになってしまいましたが、決して誹謗しているわけではありません。
すべてを含めて楽しい思い出です。個人的には体育会系が好きなので。
ただし、飲み会に関しては、体育会系の体質は変わらないでしょう。
事件を起こしたサークルは潰すとかなどの強制手段を取らなければ、まず再発を防ぐことは不可能です。
死亡事件の近畿大サークル「ウォッカジョッキ一気」 私たちは「泥酔」を甘く見てはいけない
昨年は芸能人の飲酒に絡む事件が多かった。元TOKIO山口達也は未成年女性への強制わいせつ、元モーニング娘。の吉澤ひとみは飲酒運転で轢き逃げ、またNEWSの小山慶一郎らの飲み会音源が流出し「コール」による危険な飲ませ方が問題視されもした。もちろん酒それ自体に罪はなく、飲む人間の行動に問題があることは明らかだ。
昨年12月には、近畿大学の学生がテニスサークルの飲み会で酒を一気飲みした後に死亡した事件で、両親は昨年12月、介抱役の2年生5人と相談を受けた3年生1人を、適切な介抱をしなかったとして保護責任者遺棄致死の疑いで刑事告訴した。
亡くなった学生は、2017年12月11日夜、東大阪市内の居酒屋で飲み会に参加。ビールを飲んだ後、他の学生にあおられてショットグラス20杯分のウォッカを一気飲みしたという。その場で酔いつぶれた学生は呼びかけに応答せず、異常ないびきをかいていたが、同席した学生らは救急車を呼ばなかったという。学生の死因は、急性アルコール中毒の影響で吐しゃ物が喉に詰まったためと見られている。
近畿大学は今月7日、学生らの聞き取り調査の結果を公表。それによると、2017年12月11日の飲み会に参加したのはサークル仲間11人。サークルでは、ウォッカのジョッキでの一気飲みなど激しい飲酒が常態化しており、「はけさし」と呼ばれる介抱役を事前に決める習慣になっていたという。なお、飲酒の強要は確認できなかったとしている。このサークルでは、2016年春の合宿でも飲み会で他の学生が急性アルコール中毒で救急搬送されていたことも判明。近畿大は、検証委員会を設置する意向だ。
急性アルコール中毒のみならず、泥酔状態を軽んじてはならない。記憶をなくすほど飲んだが、無事に帰宅し、翌日は二日酔いが多少つらい程度で済んだ、という経験は多くの人が持っているだろう。しかし「今日大丈夫だったから、明日も大丈夫」などということはなく、また「自分は大丈夫だったから、あの人も大丈夫」ということもない。
飲酒により酩酊することで、転落や交通事故、嘔吐による窒息などのリスクは高まる。朦朧とした意識で犯罪行為をしないとも限らない。泥酔しても無事だった経験は、「たまたま」運が良かっただけだと考えられる。大学生の飲み会に限らず、多量の飲酒を甘く見てはいけない。