英国のEU離脱は、明らかに間違ったことなのか。
TVでは(ネットでも専門家は)明らかに離脱派が、愚かでポピュリズムの結果としている。
つまり、残留派の判断が、理性的で「大人の対応」と言いたいようだ。
マスコミの「大人の対応」とは、問題を放っておいて、先延ばしすることを意味する。
どんどんイスラム教徒の移民が国内に入ってきて、違う文化を持った民族と共生を強いられることが理性的なのか。
民族が熱狂する。その熱狂が歴史を動かす。理想や理性、「大人の対応」では人は動かない。
英国人は、何のために命がけで英国を守ってきたのか。自分たちの国を作るためだろう。
英国の正式名称は長い。
United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland
日本語では、グレートブリテン及びアイルランド連合王国である。
初めてこの名称を習った時、自慢したいために暗記した事を思い出す。
現在でも英国は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドの4カ国が集まった、連合国家なのだ。
4カ国は絶えず戦争を続けてきた。連合国家になるだけでもどれほどの時間と血が流されたか。
それをEUが決めたことだからと、移民という名の難民を受け入れて、混乱が起こらないほうがおかしい。
同じ白人で同じキリスト教徒同士(宗派は違うが)でも何百年間もかかってやっと一つの国に落ち着いたのに、また違う宗教を信じる難民を受け入れることが可能かどうか。
理想だけで多文化共生が出来るのなら、とっくの昔にできている。
私は英国の問題を日本の事として考えている。
今日本が最も問題としなければならないのは、日本国からの沖縄の独立である。
他人事ではない。
そして、もし独立が現実化すれば、非武装で産業もない沖縄は、中国に併合されるだろう。中国に併合された時、沖縄に自主的に犯罪者を取り締まる権利はない。治外法権となる。
中国はそのことを全く隠していない。
人民日報に書いてある。(ご丁寧に日本語版まである)
沖縄近海は中国領になり、日本の船舶は通過できなくなる。
日本に原油や天然ガスを供給しているタンカーの90%はそこを通過しているのだ。
都市への食料輸送やインフラのほとんどが石油で動いている。