『太陽に灼かれて』は3部作ある。
が、ニキータ・ミハルコフ監督(画像左)は1作目で完結させるつもりだった。
作品的にも、ラストのナージャ・ミハルコフ(画像右、監督の娘)のシーンで終わっている。
2部『戦火のナージャ』、3部『遙かなる勝利へ』は、
独ソ戦を描きたかったため作ったようだ。
それでも、3作ともしっかり観てしまう。
とりわけ、1作目のナージャ・ミハルコフの可愛らしさと自然な演技に魅入られる。
対象的に1930年代のスターリンの粛清が、いかに理不尽で恐ろしいものだったかが映像から伝わってくる。
それにしても、ロシア映画は容赦がない。
そう、「容赦がない」のひと言で表現できる。
人の運命の儚さ。巨大な権力や戦争、歴史に翻弄される残酷さを嫌というほど味わえる映画。
感想の余談
子供時代のナージャ・ミハルコフの可愛らしさが飛び抜けている。
ロシア人は食生活のためか、劣化が激しい。
と言っても、大人になったナージャが不細工というわけではない。
単なる、比較の問題だ。
充分、美形です。